翻訳者と話そう×本が好き! 翻訳家・和爾桃子の世界 第四回 【世界と、つながる】リアーン・モリアーティ

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ジョン・ディクスン・カー「バンコランシリーズ」や白水Uブックスのサキ四部作など、翻訳家としてご活躍されている和爾桃子(わに ももこ)さんが、2018年3月3日、梅田蔦屋書店のトークイベント「翻訳者と話そう」に登場されます。

◆トークイベント「翻訳者と話そう 和爾桃子先生」
2018年3月3日(土)19:00〜 (開場18:30)
参加費 1,000円
会場:梅田 蔦屋書店 会議室Shimei(大阪府大阪市北区梅田3−1−3 ルクア イーレ)

ご予約は、梅田蔦屋書店さんのホームページから受付中です。関西方面にお住まいの方、この機会にぜひお運びください!
http://real.tsite.jp/umeda/event/2018/01/post-478.html
mail: umeda_event@ccc.co.jpinfo@sioribi.jp

■訳者のことばで読む

海外翻訳ファンも多い、本が好き!に向けて、和爾さん自身がこれまでに手掛けられた作品について、作品世界の魅力をご紹介いただきました。

第四回は、【世界と、つながる】と題し、オーストラリアの女流作家、リアーン・モリアーティについてご紹介します。

現代の心の闇を巧みに昇華させたミステリー リアーン・モリアーティ

1966年オーストラリア生まれ。コピーライターとして広告業界でキャリアを積んだのちに2004年から作家に転身し、2003年「Three Wishes(原題)」でデビュー。デビュー作以降、すべての作品がベストセラーという売れっ子作家、モリアーティ。和爾さんが翻訳を手掛けた『ささやかで大きな嘘〈上〉〈下〉』は、世界で150万部を超え、ニコール・キッドマンとリース・ウィザースプーンが製作総指揮とテレビドラマ初主演を務め、大きな注目を集めました。

『ささやかで大きな嘘〈上〉』(東京創元社)

『ささやかで大きな嘘〈下〉』(東京創元社)

オーストラリアの作家、リアーン・モリアーティの存在は、南アフリカのローレン・ビュークスに教えてもらいました。『ささやかで大きな嘘〈上〉〈下〉』は陰惨な「ママ友」と「DV」問題を絶妙なユーモアで読ませます。TVドラマはエミー賞を独占、続篇には姑役でメリル・ストリープが出演。2018年5月刊行予定の『夫の秘密』(東京創元社)の映像化も進行中です。(和爾)

「ママ友」「DV」など、遠い国の出来事とは思えない、現代の日本社会にも通ずる人間関係のもつれや、闇がモチーフになっているからこそ、広く共感を得ているのでしょうね。そしてただ闇を描くだけでなく、ミステリー作品として読ませるストーリーテリングに優れていることが魅力といえそうです。

■TVドラマ版が3月から放映開始

エミー賞、ゴールデングローブ賞を受賞した『ささやかで大きな嘘』のTVドラマが2018/3/28(水)よりスターチャンネルで放送されます。

「ビッグ・リトル・ライズ~セレブママたちの憂うつ~」公式サイト
http://www.star-ch.jp/big-little-lies/

第五回では、【英米イケズ競演】と題し、短編の名手サキとジョン・コリアをご紹介します。

■翻訳者・和爾桃子さんへの質問を募集中!

作品について、登場人物や背景について、和爾さん自身について、はたまた翻訳者というお仕事について、和爾さんに聞いてみたいことをホンノワ(掲示板)で募集しています!

和爾桃子さんへの質問箱

※いただいた質問は編集部から和爾さんへお渡しし、当日のトークイベントで取り上げていただく予定です

締切は【2/14(水)23:59まで】

ご投稿、お待ちしています!

■和爾桃子さんプロフィール


英米翻訳家。六歳から十八歳まで、青木正児門下の個人教授に和漢古典の手ほどきを受ける。慶応義塾大学文学部中退。

主な訳書:白水Uブックス・サキ全四巻(白水社)、リアーン・モリアーティ『ささやかで大きな嘘』、ジョン・ディクスン・カー「バンコランシリーズ」、キャサリン・アディスン『エルフ皇帝の後継者』(以上、東京創元社)、バリー・ヒューガート「鳥姫伝三部作」、ロバート・ファン・ヒューリック「狄判事シリーズ」、ポール・ドハティ『白薔薇と鎖』『教会の悪魔』、ジェイソン・グッドウィン『イスタンブールの群狼』『イスタンブールの毒蛇』、
ジョー・ウォルトン『ドラゴンがいっぱい!』、ジャクリーン・ケアリー「クシエルシリーズ」、クリスティン・カショア『剣姫』、ピーター・V・ブレット「護られし者三部作」、ローレン・ビュークス『ZOO CITY』(以上、早川書房)アンドレア・ペンローズ『スペシャリテには罠をひとさじ』(ヴィレッジブックス)、共訳『ナツメグの味』(河出書房新社)など。

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■リンク
藤原編集室

・梅田 蔦屋書店イベントページ「翻訳者と話そう 和爾桃子先生」

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