こんにちは。本が好き!編集部の和氣です。
2019年2月11日~2019年2月17日の人気書評ランキングを発表します。
1位
書籍:『シェイクスピアのいる文房具店』
(シンヨンラン/彩流社)
レビュアー:かもめ通信さん 得票数:38
書評掲載日:2019-02-11 05:54:16
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/274429/review/221515/
今度の店主はシェイクスピア! 2019 本が好き! #彩流社祭
『トルストイのいる古本屋』につづき、彩流社から出版されている“はじめて読むじんぶん童話シリーズ”からもう1冊読んでみました。……続きを読む
—————————
2位
書籍:『雛口依子(ひなぐちよりこ)の最低な落下とやけくそキャノンボール』
(呉勝浩/光文社)
レビュアー:Kuraraさん 得票数:31
書評掲載日:2019-02-11 13:06:35
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/269950/review/221917/
うえぇーーぃ、なんだよ、なんだよ。この人たちはなんなんだ?
うえぇーーぃ。
何とも言えない声が出てしまう。なんという本を読んでしまったのだろう。怒涛の3日間を本の中の人々と過ごした結果、今は嵐が去り、荒れ果てた地を途方もなく見つめているような気分です。……続きを読む
—————————
2位
書籍:『バレエシューズ』
(ノエル・ストレトフィールド/福音館書店)
レビュアー:ぱせりさん 得票数:31
書評掲載日:2019-02-11 11:10:43
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/274412/review/221474/
ともに育ち、やがて飛び立っていく三人姉妹の物語
『バレエシューズ』は、児童書の古典であり、日本でも、何度も翻訳されているが、この本は、児童文学者、朽木祥さんによる完訳である。
美しい本。いつまでも本を読み終わりたくない子どもたちは、400ページ近い厚さのこの本をどんなにわくわくして受け取ることだろう。……続きを読む
—————————
4位
書籍:『絶筆 (新潮文庫)』
(野坂昭如/新潮社)
レビュアー:風竜胆さん 得票数:28
書評掲載日:2019-02-12 11:20:57
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/274082/review/221377/
人間、いつどこで何が起きるか分かりません。だからこそ毎日を一生懸命生きなければならないのでしょう。
本書は、野坂昭如氏が2003年に脳梗塞を発症した翌年から、2015年に急逝するまでに書いたエッセイを集めたものだ。ほとんどが亡くなるその日までの日記形式となっているが、エッセイ集と言った方が実態に近いだろう。……続きを読む
—————————
4位
書籍:『海と山のピアノ (新潮文庫)』
(いしいしんじ/新潮社)
レビュアー:m181さん 得票数:28
書評掲載日:2019-02-12 11:19:26
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/273999/review/221621/
いしいしんじの才能と、狂気が、この物語には封印されていた。この深淵を覗いたものは、深淵の方からも覗き返して来る。
これは童話だろうか、それとも昔話であろうか?。
正直に言うと、ゾッとした。中には、下手なホラーよりも怖い作品があった。
学生時代、海の家でバイトをしていたことがある。……続きを読む
—————————
6位
書籍:『地下室の手記』
(ドストエフスキー/新潮社)
レビュアー:ぷるーとさん 得票数:27
書評掲載日:2019-02-11 10:23:48
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/12156/review/217137/
ただ延々と毒を吐き続ける老人。彼の姿には現代にも通じるものがあるように思えてならない。
貧しいながらも八等書記官として働いていた男が、わずかな遺産を相続したのを機に仕事を辞めてしまい、地下室に籠った。そして、彼は、その地下室から、毒のある言葉を吐き続ける。……続きを読む
—————————
7位
書籍:『ほんとうの花を見せにきた』
(桜庭一樹/文藝春秋)
レビュアー:はなとゆめ+猫の本棚さん 得票数:26
書評掲載日:2019-02-14 06:03:18
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/274768/review/222043/
吸血鬼バンブーには今と過去しか無い。人間には未来がある。だから人間は成長できる
中国奥地からやってきた吸血鬼種族のバンブー。
主人公梗太一家、ある夜マフィアに襲われ、梗太を除いて、一家全員が惨殺される。梗太は寸でのところで吸血鬼バンブーの2人、ムスタァ、洋治に救われ、育てられることになる。梗太10歳の時だった。……続きを読む
—————————
7位
書籍:『蝦蟇を食べた話』
(北大路魯山人/)
レビュアー:ぽんきちさん 得票数:26
書評掲載日:2019-02-11 21:46:08
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/274708/review/221944/
魯山人、ヒキガエルを食べるの巻
北大路魯山人(1883-1959)といえば、陶芸家・書家にして、稀代の美食家である。
その魯山人が蝦蟇(ヒキガエル)を食べるお話。上海で「大田鶏」と称する肉を食べた魯山人先生。これが実はカエルであると知る。田の鶏とはうまいことを言ったものである。実物を見せてもらうと、日本のヒキガエルを小さくしたようなもので、アカヒキという種類と思われた。……続きを読む
—————————
7位
書籍:『Discover Japan(ディスカバージャパン) 2018年 9月号』
(ディスカバージャパン編集部/エイ出版社)
レビュアー:休蔵さん 得票数:26
書評掲載日:2019-02-14 07:07:44
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/269410/review/220292/
2018年に東京国立博物館の特別展「縄文 1万年の美の鼓動」に合わせた特集号。それにしても、インパクト大の表紙だな。
2018年7月3日から9月2日にかけて、東京国立博物館で行われた特別展「縄文 1万年の美の鼓動」に合わせて組まれた特集号。
稲作が普及する前、狩猟・採集を主な生業としていた縄文人たちの文化を優しく解説。……続きを読む
—————————
7位
書籍:『ランチ酒』
(原田ひ香/祥伝社)
レビュアー:休蔵さん 得票数:26
書評掲載日:2019-02-11 07:10:23
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/257660/review/220347/
ひょんなことから見守り屋という職についた犬森祥子。彼女の人生と仕事を整理するのは、仕事終わりのランチと酒だった。食事シーンはまるでノンフィクションの小説。
バツイチの犬森祥子は、見守り屋という仕事をしていた。
同級生である亀山太一から声をかけられたことがきっかけで就いた職。
営業時間は二十二時から五時で、その間の見守り、付き添い業だけが内容だ。……続きを読む
—————————