【本が好き!ランキング】今週の1位は群像新人文学賞を受賞した乗代雄介の『本物の読書家』(講談社)!!

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こんにちは。本が好き!編集部の和氣です。

2018年11月12日~2018年11月18日の人気書評ランキングを発表します。

1位
本物の読書家
書籍:本物の読書家
(乗代雄介/講談社)
レビュアー:風竜胆さん 得票数:37
書評掲載日:2018-11-13 10:02:10
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/269142/review/216436/

世の中で「読書家」と呼ばれる人たちの間には大きな問題があると思います。

本書には、2つの中編が収められている。表題作の「本物の読書家」と「未熟な同感者」である。

「本物の読書家」では、語り手である私が、あまりなじみのない大叔父を老人ホームに送り届ける列車内でのエピソードが描かれる。……続きを読む

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2位
夜な夜な天使は舞い降りる (はじめて出逢う世界のおはなし チェコ編)
書籍:夜な夜な天使は舞い降りる (はじめて出逢う世界のおはなし チェコ編)
(パヴェルブリッチ/)
レビュアー:かもめ通信さん 得票数:35
書評掲載日:2018-11-12 05:52:30
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/201886/review/215711/

「むかしむかしあるところで」と始める代わりに「プラハのあるバロック様式の教会では…」といった風に語り始められる物語たち。#はじめての海外文学 にふさわしい読みやすく後味のいい1冊だ。

プラハのバロック様式の教会に夜な夜な集まってくるのは人間を見守ってくれている守護天使たち。

教区司祭が聖具室で身体を温めようとミサ用のワインの在庫を少し失敬しているころ、天使たちはそれぞれが見守っている人々のことを話している。……続きを読む

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2位
パリの断頭台―七代にわたる死刑執行人サンソン家年代記 (1977年)
書籍:パリの断頭台―七代にわたる死刑執行人サンソン家年代記 (1977年)
(バーバラ・レヴィ/文化放送開発センター出版部)
レビュアー:oldmanさん 得票数:35
書評掲載日:2018-11-12 17:34:37
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/271053/review/216227/

革命時フランスを震撼させたムッシュー・ド・パリ サンソンファミリー7代にわたる年代記。この一族の歴史はフランス動乱の歴史でもあるのです。

実はこの本は10年以上積ん読本としてずっと本棚の片隅に眠っていました。 何故今頃になって引っ張り出したのかと言えば、某ビブリオバトルでこれイノサンを紹介されたので、興味が湧き読み始めたという訳です。……続きを読む

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4位
誰にもわかるハイデガー
書籍:誰にもわかるハイデガー
(筒井康隆/河出書房新社)
レビュアー:darklyさん 得票数:32
書評掲載日:2018-11-12 20:31:21
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/265966/review/216321/

筒井康隆さんが扮する文学部唯野教授がハイデカーの思想についての講義(講演)を書籍にしたものです。

ハイデカーの「存在と時間」は当然読んだこともなく興味はあっても挫折するのは目に見えているのでなかなか手に取るまでには至りません。本書を手に取ったのはもちろん筒井さんの名前があったからです。……続きを読む

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4位
オヤジにならない60のビジネスマナー お客様・女性・部下に愛される具体例
書籍:オヤジにならない60のビジネスマナー お客様・女性・部下に愛される具体例
(中谷彰宏/PHP研究所)
レビュアー:sawady51さん 得票数:32
書評掲載日:2018-11-13 06:29:37
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/269935/review/213954/

自分のオヤジ度をチェックして、大人のマナーを身につけよう!

人間は、ほうっておくとオヤジになる!――人は、何となく過ごしていると不快感を与えることに対し鈍感になっていき、周りから嫌われ始めます。品性のない“オヤジ”になっていくのです。品性は言われて直すのではなく、気づいて直さなくては直りません。……続きを読む

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6位
別府フロマラソン
書籍:別府フロマラソン
(澤西祐典/書肆侃侃房)
レビュアー:ぽんきちさん 得票数:30
書評掲載日:2018-11-12 20:09:37
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/253239/review/216409/

「山は富士、海は瀬戸内、湯は別府」・観光案内xファンタジーx温泉道

別府八湯が舞台の痛快ファンタジーアクション。

別府は言わずと知れた温泉地である。この地には、八湯と呼ばれる、それぞれ特色ある温泉郷が8つある。
毎年春先に別府八湯温泉祭りが開かれてきたが、近年、別府八湯・表泉家(おもてせんけ)主催の「べっぷ(温泉マーク)フロマラロン」なるイベントが登場した。……続きを読む

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7位
みんな彗星を見ていた 私的キリシタン探訪記
書籍:みんな彗星を見ていた 私的キリシタン探訪記
(星野博美/文藝春秋)
レビュアー:はなとゆめ+猫の本棚さん 得票数:28
書評掲載日:2018-11-12 06:07:53
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/271129/review/216380/

星野さんは、疑問、好奇心が頭をもたげると、徹底的に追及する

著者星野さんは千葉県房総半島の東岸の小さな町岩和田で生まれ育つ。その岩和田で1609年南蛮船が難破し、村人たちが懸命に救助し殆どの船員が助かる。そんな南蛮船がどういうものであったかを調べることからスタート、当時音楽演奏に主流な楽器だったリュートに魅惑され、リュートを習う。……続きを読む

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8位
昔話の深層 ユング心理学とグリム童話
書籍:昔話の深層 ユング心理学とグリム童話
(河合隼雄/講談社)
レビュアー:風竜胆さん 得票数:27
書評掲載日:2018-11-12 10:12:16
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/31289/review/216387/

昔話は、ユング的な視点から分析できる

著者の故河合隼雄氏(1928~2007)は、我が国における、ユング流精神分析の第一人者だ。本書は、グリム童話を中心に、昔話をユング流に分析したものである。……続きを読む

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9位
Ank: a mirroring ape
書籍:Ank: a mirroring ape
(佐藤究/講談社)
レビュアー:efさん 得票数:25
書評掲載日:2018-11-12 05:26:22
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/254177/review/216378/

サルと人間を分けるもの/京都の夜を猿とヒトが駆け抜ける

2026年10月26日、京都で突然『暴動』が勃発しました。
いや、これは『暴動』と言って良いものなのか……。
人々が突然互いに殺し合いを始めたのです。
それも素手で。
武器になりそうな物を持っている者もいましたが、何故かそれを捨てて素手で殴り合い、蹴り合い、咬みつき、殺し合うのです。……続きを読む

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9位
ローズ・アンダーファイア
書籍:ローズ・アンダーファイア
(エリザベス・ウェイン/東京創元社)
レビュアー:たけぞうさん 得票数:25
書評掲載日:2018-11-13 14:17:17
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/268936/review/215374/

体の死は怖くない。怖いのは心の死だ。

第二次世界大戦中のドイツの強制収容所の物語です。
日本ではアウシュヴィッツの印象が強すぎますが、地獄はまだまだあったのです。
ラーフェンスブリュック。毒ガス室はもちろん、人体実験までしていた
狂気の収容所です。……続きを読む

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9位
悪しき狼
書籍:悪しき狼
(ネレ・ノイハウス/東京創元社)
レビュアー:かもめ通信さん 得票数:25
書評掲載日:2018-11-14 06:09:54
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/269885/review/216463/

待っていました!絶対読むと決めている #オリヴァーとピア シリーズの最新作!実はこの本、ラッキーなことに、東京創元社さんのTwitterキャンペーンで戴いてしまいました。

川で発見された少女の遺体には長期間にわたって虐待された痕があった。
死因は溺死だと判明したが、川の水ではなく塩素水で溺れていた。
警察は直ちに捜査を開始したが、二週間たっても少女の身元は判明しなかった。……続きを読む

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9位
こうしてイギリスから熊がいなくなりました
書籍:こうしてイギリスから熊がいなくなりました
(ミック・ジャクソン/東京創元社)
レビュアー:Kuraraさん 得票数:25
書評掲載日:2018-11-13 14:30:33
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/268160/review/215379/

ロンドンの恥ずべき秘密、そこには熊たちの悲しい過去があった。

熊の出てくる本と言えば思い浮かぶノンフィクションや小説がいくつかある。
ほとんどが日本の熊たちで、ほとんどが狂暴で怖しい動物という形で登場する熊たちだ。だからきっとこの本に登場する熊もわたしを震え上がらせるものになるだろう…と気持ちを張り詰めて読み始めたわけですが…。……続きを読む

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13位
傍聞き
書籍:傍聞き
(長岡弘樹/双葉社)
レビュアー:m181さん 得票数:24
書評掲載日:2018-11-12 22:35:39
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/188225/review/216197/

直接聞かされるより、違うところからより漏れ聞いた話しの方が人は信じるという心理を扱った表題作「傍聞き」。他、三作品。第61回日本推理作家協会賞短編部門受賞作品。

ミステリーは、切れ味鋭い、どんでん返しのある短編に限る。
そういう人に、この4つの話しは、おすすめです。

表題作の「傍聞き」は、第61回日本推理作家協会賞短編部門受賞作品。
人の微妙な心理を逆手にとった秀作です。……続きを読む

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13位
減災と復興: 明治村が語る関東大震災
書籍:減災と復興: 明治村が語る関東大震災
(武村雅之/風媒社)
レビュアー:休蔵さん 得票数:24
書評掲載日:2018-11-13 09:33:46
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/270978/review/216092/

災害大国ともいえる日本。その対応について、過去から学ぶことはきっとあるはず。そして、生き証人も存在するに違いない。本書は関東大震災の生き証人たちを紹介し、災害への心構えも説く1冊だ。

多くの災害が発生してきた日本列島。
古くは『日本書紀』にも記され、遺跡の発掘調査でも災害の痕跡が多く見つかっている。
でも、つい忘れがち。
阪神淡路大震災の発生は1995年で、すでに20年以上の年月が経過している。
もうすでに新成人はこの大震災をリアルに知らない。……続きを読む

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13位
エレンディラ
書籍:エレンディラ
(ガブリエルガルシア・マルケス、G.ガルシア・マルケス/筑摩書房)
レビュアー:Jun Shinoさん 得票数:24
書評掲載日:2018-11-13 00:40:53
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/2874/review/216424/

個性的で、心に残像が灼けつく物語集ー。

「孤独」以外ばかり読む。魔術的リアリズム?

マルケスといえばコロンビアの人で「百年の孤独」のノーベル賞作家。魔術的リアリズムを操るという。私はひどく読みにくい「族長の秋」、比較的分かりやすく文芸的な「予告された殺人の記録」を読んだ。どれかというと幻想文学はニガテめ で、でもマルケスはつい読んでしまう。今回は短編集。……続きを読む

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