こんにちは。本が好き!編集部の和氣です。
2018年9月24日~2018年9月30日の人気書評ランキングを発表します。
1位
書籍:『死の天使ギルティネ 上』
(サンドローネダツィエーリ、SandroneDazieri/早川書房)
レビュアー:yukoさん 得票数:39
書評掲載日:2018-09-24 20:49:12
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/269443/review/213015/
11年間監禁された過去のある失踪人捜索コンサルタントのダンテと、強靭な美貌の刑事コロンバのコンビ作、『パードレはそこにいる』シリーズ第二弾!もう死体がゴロゴロゴロゴロ・・・なんでもありだな(-_-;)
上下巻合わせてのレビューです。
六歳の時に誘拐され、十一年間農場にあるコンクリートのサイロに閉じ込められていた、という過去を持つ閉所恐怖症の男、ダンテと、めちゃくちゃな捜査をやらかしては同僚や上司からもどんどん煙たがられている美人刑事コロンバ。……続きを読む
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2位
書籍:『密告者』
(フアン・ガブリエル・バスケス/作品社)
レビュアー:かもめ通信さん 得票数:32
書評掲載日:2018-09-25 06:56:22
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/256814/review/211919/
これはフィクションであるとわかっているはずなのに、語り手の作家と彼と関わる人々をめぐるノンフィクションであるかのように感じながら物語にのめり込む。
ジャーナリストのガブリエル・サントーロは、父の古くからの友人で第二次世界大戦中に家族と共にコロンビアへ亡命したユダヤ系ドイツ人女性ザラの半生を描いたノンフィクション『亡命に生きたある人生』を出版した。……続きを読む
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3位
書籍:『ソリちゃんのチュソク』
(イオクベ/セーラー出版)
レビュアー:かもめ通信さん 得票数:30
書評掲載日:2018-09-24 06:46:24
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/268438/review/211046/
似ているところ、違うところ、いろいろあって面白い。先日、献本でいただいた『絵を読み解く絵本入門』で海外の現代作品として紹介されていた韓国発の絵本。
絵本入門によれば、韓国では90年代半ばまでいわゆる単行本の創作絵本の
出版文化が存在しなかったのだという。……続きを読む
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3位
書籍:『ジャーニー 国境をこえて』
(フランチェスカ・サンナ/きじとら出版)
レビュアー:かもめ通信さん 得票数:30
書評掲載日:2018-09-27 06:21:44
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/268327/review/212845/
いつかきっと、この鳥たちのように、安心してくらせるところへ、たどりつけますように。そこが、新しいふるさとになってくれますように。たくさんの子どもたちの思いを描いた絵本です。
最後のページにたどりついたとき、衝撃をうけた。
「めでたし、めでたし」で締めくくる幸せな結末を予想していたわけではないが、無事に旅が終わり、新しい土地での新しい生活への希望が語られるか、いつかふるさとに帰る日を夢見てがんばるといった決意が述べられるかのどちらかだろうと、勝手に思い込んでいたのだ。……続きを読む
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3位
書籍:『東京 わざわざ行きたい街の本屋さん』
(和氣正幸/ジービー)
レビュアー:morimoriさん 得票数:30
書評掲載日:2018-09-27 12:01:44
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/249522/review/213184/
和氣さんてスゴイ!!本屋さんを旅しているような、のんびりとした雰囲気漂う素敵な一冊!
遅ればせながら読み終えました。の~んびりとくつろぎながら読むのに最適な一冊です。たくさんの写真が掲載されているのでその本屋さんの様子がよくわかります。さらに、地域別になっているのもわかりやすいですよね。……続きを読む
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3位
書籍:『合成生物学の衝撃』
(須田桃子/文藝春秋)
レビュアー:ぽんきちさん 得票数:30
書評掲載日:2018-09-25 23:51:43
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/269504/review/213114/
遺伝子工学はどこへ向かうのか?
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7位
書籍:『パリのおばあさんの物語』
(スージーモルゲンステルヌ、セルジュブロック/千倉書房)
レビュアー:Kuraraさん 得票数:28
書評掲載日:2018-09-25 00:23:14
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/52784/review/212969/
それは老化ではなく変身なのです!
小さな市場でお買い物をしているおばあさんのシーンからはじまる物語。
おばあさんは、力がないからいっぺんに色々なものが買えないし、足が悪いから次の一歩を踏み出すのも大変だし、コインを見分けるのにも時間もかかる。……続きを読む
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7位
書籍:『麦の海に沈む果実』
(恩田陸/講談社)
レビュアー:風竜胆さん 得票数:28
書評掲載日:2018-09-24 19:40:08
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/11958/review/213014/
これはジャケ買いならぬタイトル買いでした。「わたしが少女であったころ、
わたしたちは灰色の海に浮かぶ果実だった。」久しぶりに(注:ブログ掲載時)、恩田陸の作品を読んだ。「麦の海に沈む果実」(講談社)である。相変わらず、タイトルの付け方がうまい。……続きを読む
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9位
書籍:『とりあえずウミガメのスープを仕込もう。』
(宮下奈都/扶桑社)
レビュアー:たけぞうさん 得票数:27
書評掲載日:2018-09-24 00:25:14
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/266093/review/211740/
エッセー+掌編一本。食べものの話でまとめていますよ。
宮下奈都さんのエッセーです。
著者の小説が好きですが、エッセーもかなり面白いことを最近知って、
期待しつつ頁を開きました。他のエッセーとの重複が2件ありましたが、
かなりの数が収録されているので影響はなく、大満足でした。……続きを読む
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9位
書籍:『ガンビア滞在記 (大人の本棚)』
(坂西志保、庄野潤三/みすず書房)
レビュアー:Wings to flyさん 得票数:27
書評掲載日:2018-09-25 17:13:19
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/104151/review/213073/
1957年、オハイオ州の小さな大学町で「留学生」として暮らした庄野夫妻の日々。
アメリカのオハイオ州ガンビアには、「ケニオン・カレッジ」という小規模だが歴史の古い私立大学がある。1957年(昭和32)の秋、36歳の庄野潤三氏は夫人を伴いロックフェラー財団の研究員としてこの大学へやってきた。財団の目的は創作活動をしている人に米国生活を体験させることで、新進小説家の庄野氏に白羽の矢が立ったのである。……続きを読む
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9位
書籍:『定年まで待つな! 一生稼げる逆転のキャリア戦略』
(成毛眞/PHP研究所)
レビュアー:sawady51さん 得票数:27
書評掲載日:2018-09-24 09:47:21
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/269343/review/212831/
今よりもっと楽で楽しい道がある!一生稼げる逆転のキャリア戦略
AI時代到来、「ゆとり世代」の台頭、老後不安……。40代、50代のミドルエイジを取り巻く環境は、今後いっそう厳しくなる。しかし、下を向いていてはいけない。これまであなたが培ってきた経験やスキルは、少し視点をズラしたり、活かす場所を変えるだけで、唯一無二の「稼ぐ力」になる。活躍のフィールドは会社だけとは限らない。……続きを読む
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9位
書籍:『東京のちいさな美術館めぐり』
(浦島茂世/ジービー)
レビュアー:風竜胆さん 得票数:27
書評掲載日:2018-09-26 17:16:34
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/268956/review/212716/
もっと早くこんな本が出ていたら、計画的に美術館巡りができたのにと、とても残念です。
本書を読んで最初に思ったのは、東京には、こんなに美術館があるのかということ。さすがは日本の首都である。地方にはさすがに、県立の美術館のようなものはあっても、それほどたくさんの小さな美術館のようなものは存在しないと思う。ページをめくってみると、なかなか個性的な美術館が並んでいる。肝心の入館料の方はリーズナブルで、無料のところも割とあるようだ。……続きを読む
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13位
書籍:『震災の生存術』
(柘植久慶/中央公論社)
レビュアー:はなとゆめ+猫の本棚さん 得票数:26
書評掲載日:2018-09-25 06:05:07
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/269461/review/213045/
大震災への備え。やるべきことが多すぎ、何をすべきなのかわからない。
読み始めから、引いてしまった。木造住宅は地震に弱い。築20年以上たった家は、大地震で半壊、倒壊する。しかし、家のローンだって30年から35年が当たり前なのに、ローンを払い終える前に、家をまた新築するか、家を捨てて別のところに移れとか。……続きを読む
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13位
書籍:『天文台日記』
(石田五郎/中央公論新社)
レビュアー:efさん 得票数:26
書評掲載日:2018-09-25 04:57:25
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/148212/review/213044/
漂う独特の空気感/岡山天文台の一年間
Lilienthalさんのレビューを拝見して興味を持ち、図書館から借りてきました。
本書は、岡山天文台に勤務する著者がつづった197*年一年間の日誌です。岡山天文台は、当時は日本一の望遠鏡を備える天文台だったんですね。
ですから、利用したいという研究者も多く、岡山天文台ではヴィジター・システムを導入して、利用希望者に利用できる日を割り振る年間スケジュールを策定しているのだそうです。……続きを読む
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13位
書籍:『「ニート」って言うな!』
(本田由紀、内藤朝雄、後藤和智/光文社)
レビュアー:sawady51さん 得票数:26
書評掲載日:2018-09-27 08:46:32
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/17480/review/211030/
もう我々を惑わす「ニート」という言葉は使うべきではない
その急増が国を揺るがす大問題のように報じられる「ニート」。日本でのニート問題の論じられ方に疑問を持つ三人が、各々の立場からニート論が覆い隠す真の問題点を明らかにする。「ニート」言説という靄(もや)が二〇〇〇年代半ばの日本社会を覆い、視界を不透明にしている。……続きを読む
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