海外文学は、翻訳者の存在なくして語れません。梅田蔦屋書店で開催されているトークイベント「翻訳者と話そう」は、作品世界を理解し尽くした、翻訳者にじっくりと作品についてお話いただく貴重なイベントです。
3月25日の回に『ピーターと象と魔術師』『おうちにいれちゃだめ!』など、子どもの本の翻訳を手掛ける長友恵子さんが登壇されます!
やまねこ翻訳クラブの会員でもある、長友さん。テーマとなる作品と合わせて、イベントをご紹介します。
長友 恵子さんプロフィール
英語圏の児童文学翻訳家。ディカミロの「ピーターと象と魔術師」に続いて手がけたのが、「レイミー・ナイチンゲール」。ほかに「中世の城日誌」(産経児童出版文化賞JR賞)、「海賊日誌」(以上、岩波書店)、「ドラゴンだいかんげい」(日本絵本賞候補絵本)(徳間書店)、「ボーイ・キルズ・マン」(すずき出版)、「おうちにいれちゃだめ!」(読書感想画課題図書)(フレーベル館)などがある。
やまねこ翻訳クラブ会員。紙芝居文化の会会員。
テーマはケイト・ディカミロ作『レイミー・ナイチンゲール』
書籍:『レイミー・ナイチンゲール』
(ケイト・ディカミロ作、長友恵子訳/岩波書店)
書籍詳細URL:http://www.honzuki.jp/book/250949/
あらすじ
レイミーは,かけおちした父親をとりもどす計画として,美少女コンテストでの優勝をめざしてバトントワリングのレッスンを受ける。そこで出会ったのはルイジアナとベバリー。それぞれに大切なものを失い心の痛みを抱えていた三人は、しだいにたがいを必要とする関係になっていく。十歳の人生を変えた、ひと夏の友情の物語。
ピックアップ書評(ぱせりさん)
三人の少女たちが、三人の魔法使いのように思えてくる。『明るく輝かしい道のり――フローレンス・ナイチンゲールの一生』という本は、図書館司書の先生が「夏休みに読んでごらん」とレイミーに勧めてくれたのだ。
この本が、三人の女の子の間を行き来するが、レイミーを始めとして、だれもこの本を読んでいない。フローレンス・ナイチンゲールがどういう人であるかも知らない。
この本から生まれるのは、でたらめなお話だったりする。
でも、この本は、なんだか頼りになるのだ。お守りみたいに。…続きを読む
海外文学、児童文学がお好きな方、翻訳にご興味がおありの方、どうぞご参加ください!
イベント情報
トークイベント 翻訳者と話そう 長友恵子さん『レイミー・ナイチンゲール』
2018年3月25日(日)14:00~16:00(開場13:30)
参加費 1,000円
会場:梅田 蔦屋書店 会議室Shimei(大阪府大阪市北区梅田3−1−3 ルクア イーレ)
ご予約は、梅田蔦屋書店さんのホームページから受付中です。
http://real.tsite.jp/umeda/event/2018/02/post-491.html
mail: umeda_event@ccc.co.jpinfo@sioribi.jp