こんにちは。本が好き!編集部の和氣です。
2018年9月10日~2018年9月16日の人気書評ランキングを発表します。
1位
書籍:『花だより みをつくし料理帖 特別巻』
(髙田郁/角川春樹事務所)
レビュアー:かもめ通信さん 得票数:36
書評掲載日:2018-09-10 05:52:39
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/268725/review/211682/
お澪坊、こいつぁはいけねえよぅ。とてもじゃねえが途中でやめられねえよぅ。
お澪に野江、源斉先生に種市をはじめとしたつる家の面々、そしてあの小松原様!
懐かしい面々のその後がわかる「みおつくし料理帖」特別編が、作者の髙田郁さん作家生活10周年記念作品として登場だ!……続きを読む
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2位
書籍:『トリフィド時代 (食人植物の恐怖)【新訳版】』
(ジョン・ウィンダム/東京創元社)
レビュアー:darklyさん 得票数:35
書評掲載日:2018-09-13 17:51:27
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/268085/review/210929/
破滅SFの傑作とされているが、私にはSFという色彩よりも哲学的な問いの物語と思えた。
大流星群を見上げた人々は翌日すべて失明しパニック状態に陥ったロンドン。目の手術のおかげで流星群を見なかったウィリアム・メイスンは失明を免れたが途方に暮れる。少数の視力のある人々との離合集散、様々な考え方が渦巻く中、愛する人と娘とともに見えない将来を模索する。……続きを読む
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3位
書籍:『エラリー・クイーンの冒険【新訳版】 (創元推理文庫)』
(エラリー・クイーン/東京創元社)
レビュアー:かもめ通信さん 得票数:34
書評掲載日:2018-09-13 16:37:58
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/268259/review/211187/
「我ながら、惚れ惚れするほど頭が良いですよ。ぼくって奴はまったく」などと、自分で言ってしまうイタイ奴なのに、なぜだがちっとも憎めない?!
エラリー・クイーンは名探偵。古今東西その評価に異議を唱える者はそういないだろう。
たとえその功績の多くが、名警視と誉れ高いニューヨーク市警のクイーン警視の息子として、ありえないほどありとあらゆる特権を駆使できるという優位性の上に築かれたものだとしても。……続きを読む
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4位
書籍:『ヒットラーのカナリヤ』
(サンディートクスヴィグ/小峰書店)
レビュアー:かもめ通信さん 得票数:31
書評掲載日:2018-09-15 07:32:06
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/263131/review/211759/
つねに“善人”の側にたっていたいと思いつつも、何が正しくて何が間違っているのかを見極めるのもまた難しい。随分間が空いてしまいましたが、『ベートーヴェンの真実』からの派生読書です。著者が父親の体験をもとにしたというフィクションは1940年4月のナチスドイツによるデンマークに侵攻にはじまり、1943年9月ユダヤ教の正月を祝うロシュハシャナの前夜から10日間にわたったある史実を元に語りあげられたデンマーク発の児童文学です。……続きを読む
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4位
書籍:『あした死んでもいい片づけ 実践! ―覚悟の生前整理』
(ごんおばちゃま/興陽館)
レビュアー:sawady51さん 得票数:31
書評掲載日:2018-09-11 05:58:11
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/238074/review/210591/
もう散らからない。これが最後の片づけです。
何度、片づけてもすぐに散らかる。何冊、片づけ本を読んでもうまくいかない。片づけに頭を悩ますあなた。この本で、「究極の最後の片づけ」をしてみませんか。本書では、より具体的な実践方法について書いています。あした死んでもいい片づけ実践版です。……続きを読む
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4位
書籍:『三びきのコブタのほんとうの話―A.ウルフ談 (大型絵本)』
(ジョンシェスカ/岩波書店)
レビュアー:かもめ通信さん 得票数:31
書評掲載日:2018-09-13 05:29:18
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/268109/review/210386/
ウルフ氏、事件の真相を語る?!先日献本でいただいた『絵を読み解く絵本入門』で海外の現代作品として紹介されていた1冊。このお話、かの有名な『三びきのこぶた』のパロディだというのだが、表紙に描かれているのは『DAILY WOLF』。……続きを読む
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7位
書籍:『そしてミランダを殺す』
(ピーター・スワンソン/東京創元社)
レビュアー:efさん 得票数:30
書評掲載日:2018-09-15 05:02:36
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/261824/review/212264/
最初はよくあるハイスミス風の倒叙ものかと思いきや……
AIビジネスで成功した極めて裕福なテッドは、空港のラウンジで魅力的な女性リリーから話しかけられます。
テッドは、酒の酔いも手伝って、1週間前に妻のミランダが浮気をしていることに気付いてしまったこと、できることならミランダを殺してやりたいとも思っていることなどをペラペラとしゃべってしまいます。……続きを読む
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7位
書籍:『おばあさん』
(獅子文六/朝日新聞出版)
レビュアー:はなとゆめ+猫の本棚さん 得票数:30
書評掲載日:2018-09-11 06:13:39
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/253615/review/212029/
戦争中に書かれる作品はこういうものだった
私の祖母もこの物語の主人公のおばあさんと同じ明治生まれだった。子どもは7人。いつも何かにつけ、父の弟や妹が我が家にやってきた。そして、困ったことを相談する。おばあさんは全く出しゃばらなかったが、父が困ったりすると、かならず、びしっと、意見を言って、収めていた。子どもだったからもめごとの中味はわからなかったが、優しいが、一本筋が通っていて、気骨のある明治の人だった。……続きを読む
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7位
書籍:『ぼくの翻訳人生』
(工藤幸雄/中央公論新社)
レビュアー:風竜胆さん 得票数:30
書評掲載日:2018-09-15 09:12:37
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/268782/review/212274/
なんだかとっても親近感が湧きます。
本書はかなり昔に買ったものだ。これまでずっと本棚の肥しになっていたのだが、やっと読むことができた。調べてみると、著者は2008年既に鬼籍に入られているが、買ったのはおそらくそれより前だったと思う。本書は著者の自分記ともいえる内容だろう。……続きを読む
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10位
書籍:『陛下、お味はいかがでしょう。: 「天皇の料理番」の絵日記』
(工藤極/徳間書店)
レビュアー:Wings to flyさん 得票数:29
書評掲載日:2018-09-13 16:20:55
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/268944/review/212179/
天皇陛下の朝は洋食で始まる。こぼれ話も楽しい、元お食事担当者の皇居日常エッセイ。
著者の工藤極さんは、1974年から5年間、皇居にお勤めして天皇ご一家のお食事作りをされていました。宮内庁大膳課厨房第二係、担当は洋食です。日々の食卓から宮中晩餐会、春秋の園遊会、皇室の食のほぼ全てのシーンを支えます。……続きを読む
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11位
書籍:『みうらじゅんと宮藤官九郎の世界全体会議』
(みうらじゅん、宮藤官九郎/集英社)
レビュアー:Kuraraさん 得票数:28
書評掲載日:2018-09-12 00:04:45
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/240115/review/212079/
やっとる、やっとる、またやっとる。いい大人がくだらないことを語り合っている
「どうして人はキスをしたくなるんだろう?」の浴衣&温泉風景から一変し、
今回はスーツをビシッと着こんだお二人が重厚な雰囲気の部屋に立っている風景へと。
装丁からしてちょっとした緊張感が走る。……続きを読む
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12位
書籍:『片隅の人生』
(W.サマセットモーム/筑摩書房)
レビュアー:星落秋風五丈原さん 得票数:27
書評掲載日:2018-09-10 00:11:33
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/268298/review/210765/
南の島 美女に狂っていく男…『雨』でも書かれた共通モチーフ
眼科の名医サンダースは、中国人富豪の目の手術をするためマレー列島の南端にあるタカナ島を訪れる。手術は成功したものの、退屈しながら帰りの船を待っていたサンダースは、たまたま島に寄港した帆船の船長ニコルズとミステリアスな乗客の青年フレッドに興味を抱き、彼らの航海に同行することにする。……続きを読む
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12位
書籍:『選んだ孤独はよい孤独』
(/河出書房新社)
レビュアー:Kuraraさん 得票数:27
書評掲載日:2018-09-15 00:05:53
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/265200/review/212238/
男性たちの苦悩や心模様はその年齢によって様々な形で表れる
つるつるーっと今回も読み易さ抜群の短編集。
意味深なタイトルだなぁと楽しみにしていました。
今回はなんだか男性主人公の話が多いと思ったら
「情けなくも愛すべき男たちの「孤独」でつながる19の物語。」
ということらしい。……続きを読む
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12位
書籍:『広辞苑をつくるひと』
(三浦しをん/)
レビュアー:efさん 得票数:27
書評掲載日:2018-09-14 05:30:49
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/268985/review/212211/
いやぁ、大変な作業なのであります
本作は、広辞苑第七版の刊行に当たって、岩波書店が非売品の本として作ったものです。
三浦しをんさんが、広辞苑第七版製作に携わった様々な分野の方を訪ね、その苦労話を聞き書きするという内容になっています。……続きを読む
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12位
書籍:『羊と鋼の森』
(宮下奈都/文藝春秋)
レビュアー:ぽーるばにやんさん 得票数:27
書評掲載日:2018-09-13 20:49:13
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/229710/review/212184/
少しずつでも努力することが無意味ではないことや、調律師という仕事の深さを知りました。
ピアノの話と言えば、先日読んだ恩田陸さんの「蜂蜜と遠電」を思い出しました。ピアニストたちの奏でる音を文体として表現した素晴らしい話でしたが、今回もまたピアノなのでよく似た話になるのかと思いきや調律師の話でした。……続きを読む
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