こんにちは! 本が好き!編集部の和氣です!
2018年6月の人気書評ランキングの発表です!!
(同じレビュアーさんが違う書評でランクインしていた場合はより上位の書評のみを掲載。つまり2018年6月で、投票数が上位だった10人の書評が掲載されています!)
1位
書籍:『偽りのレベッカ』
(アンナ・スヌクストラ/講談社)
レビュアー:yukoさん 得票数:58
書評掲載日:2018-06-02 21:29:11
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/261828/review/205509/
万引きして逮捕された私は、とっさに、自分は「私は十一年前に誘拐されたの。」と言ってしまう・・・ どんでん返しの結末に、久しぶりにこりゃやられたわー!
腹ペコで、ロールパン、チーズ、りんごを万引きした私。
身分を証明するものを何も持っていなかったので、警察に引き渡されることに。……続きを読む
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2位
書籍:『文豪たちの友情 (立東舎)』
(石井千湖/リットーミュージック)
レビュアー:かもめ通信さん 得票数:44
書評掲載日:2018-06-04 05:25:46
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/263604/review/205551/
初めて聞いたら仰天するであろうエピソードが満載。文豪ブームの波に乗った1冊ではあるが、きちんと事実に基づいたきわめて真面目な1冊でもある。
ある小説を読み始めるとき、
私は普段、その作品の時代背景は気にするけれど、
書いた作家についてのあれこれ……続きを読む
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3位
書籍:『ワルプルギスの夜:マイリンク幻想小説集』
(グスタフマイリンク/国書刊行会)
レビュアー:darklyさん 得票数:41
書評掲載日:2018-06-06 21:09:26
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/257134/review/205604/
題名、このジャケット、そしてマイリンク。読まずにはおれません。
グスタフ・マイリンクは、オーストリア出身、神秘思想かぶれの幻想小説家です。本書はマイリンク幻想小説集ですが、かなり短い初期短篇と後期短篇、エッセイ、そして中編の「ワルプルギスの夜」「白いドミニコ僧」が収められています。……続きを読む
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4位
書籍:『マザリング・サンデー』
(グレアム・スウィフト/新潮社)
レビュアー:ぽんきちさん 得票数:40
書評掲載日:2018-06-04 21:53:03
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/263697/review/205613/
「お前を舞踏会に行かせてやろう」---3月とは思えぬ陽気の1日。1年に1度、メイドに許された休日。大きく開かれた扉の向こうに、彼女が見るものは何か。
舞台は1924年。大戦と大戦の間のイギリスのお屋敷である。
19世紀ほど階級社会がかっちりしてはおらず、さりとてまったく身分の差が消え去ったわけでもない。そんな中でのお屋敷の「坊ちゃん」と、別のお屋敷のメイドの秘められた情事の物語である。……続きを読む
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5位
書籍:『阿房列車―内田百けん集成〈1〉 ちくま文庫』
(内田百けん/)
レビュアー:はるほんさん 得票数:39
書評掲載日:2018-06-05 11:10:42
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/52470/review/205636/
冒頭でどこまでツッコませるんだ恐ろしい子…!
世の中には「鉄」──鉄道趣味・鉄ヲタと言われる人種がいる。
更にそこには「乗り鉄」「撮り鉄」「模型鉄」等の括りがある。
百閒先生は恐らく「乗り鉄」にあたる。……続きを読む
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6位
書籍:『古事記』
(角川書店/角川書店)
レビュアー:barbarusさん 得票数:35
書評掲載日:2018-06-05 09:51:39
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/48608/review/205620/
天神、天孫、そして天皇へ。
『古事記』は日本最古の書という栄誉に輝いているので、書名はほとんどの人が知っています。けれども、中身は知らないという人がほとんどです。……続きを読む
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6位
書籍:『ボーイズ・ドリーム』
(アレックス・シアラー、鈴木彩織、AlexShearer/PHP研究所)
レビュアー:星落秋風五丈原さん 得票数:35
書評掲載日:2018-06-06 00:08:37
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/259627/review/200740/
とんでもない記録に挑戦する少年
NHK教育テレビで毎週水曜日6時25分から放送されていた「ボーイ・ミーツ・ワールド」を知っていますか?
典型的なアメリカン・ボーイのコーリー・マシューズとその家族・友人に起こる出来事が描かれる25分弱のシットコムです。コーリーには両親、妹、そして兄エリックがいます。……続きを読む
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8位
書籍:『サラの旅路―ヴィクトリア時代を生きたアフリカの王女』
(ウォルター・ディーンマイヤーズ/小峰書店)
レビュアー:Wings to flyさん 得票数:34
書評掲載日:2018-06-13
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/256436/review/206065/
与えられた場所で、与えられた人生を毅然と生き抜いた女性の勇気。
1848年、西アフリカでエクバドという国が隣国に攻め込まれ滅亡した。ひとりの王女を除いて王族は皆殺しになり、その王女も儀式の生贄として二年後に殺されるはずだったが、イギリス海軍士官に救われる。本書は「黒人の王から白人の王への贈り物」としてイギリスへ渡った王女の人生を追ったノンフィクションである。……続きを読む
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8位
書籍:『アガサ・クリスティー完全攻略』
(霜月蒼/講談社)
レビュアー:efさん 得票数:34
書評掲載日:2018-06-11
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/221205/review/206030/
な、何ですって! これがクリスティのベスト10ですって?!
と、思わず叫んでしまいそうになる本です。
ミステリ評論家である著者は、これまでに数千冊に及ぶミステリ作品を読破してきたというのに、クリスティの作品はわずかに7冊しか読んでこなかったと言います。
何故そんなに読まなかったのかという理由について、著者は、「クリスティはこういう風におもしろい」という説明を目にしたことが一度も無かったからだと書いています。……続きを読む
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8位
書籍:『異世界食堂 1』
(犬塚惇平/主婦の友社)
レビュアー:波津雪希さん 得票数:34
書評掲載日:2018-06-11
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/225929/review/206031/
7日に一度、洋食屋の扉が異世界と繋がり、異世界から客がやって来る摩訶不思議な食堂の話です。
オフィス街に近いビルの地下一階にある『洋食のねこや』は
平日の昼と夜は、オフィス街から人が繰り出し繁盛している。……続きを読む
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