【今週の気になる近刊】6/7発売 ブレイディみかこ『ブレグジット狂騒曲 ~英国在住保育士が見た「EU離脱」~』(弦書房)

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本が好き!のサービスである「本が好き!らぼ 近刊情報サーチ」の中から、本が好き!編集部のメンバーが、独断と偏見とその時の気分で選んだ近刊情報をお届けする「今週の気になる近刊」。

第6弾は和氣が推薦する、本日、6/7に弦書房より発売になる、ブレイディみかこ『ブレグジット狂騒曲 ~英国在住保育士が見た「EU離脱」~』です。

以前、本が好き!でも話題になり、各地の本屋さんでも平積みにされていたブレイディみかこさんの本。その名前が本が好き!らぼ 近刊情報サーチに挙がったんですから取り上げざるを得ません!

地べたから発する言葉

ブレイディみかこさんは、イギリス在住のライター・コラムニストです。イギリスからヨーロッパの現在の政治や社会、経済を一市民の目線から教えてくれる稀有な方。本作ではイギリスでEU離脱派がいかに勝利したかをリポートしてくれています。遠いイギリスで起こったことですが、対岸の火事と楽観視してはいられません。日本だってこの先どうなるかわからない。そんな中で同じいまを生きる彼女の言葉はこれからの日本を考える上で参考になるでしょう。

ブレグジット狂騒曲《英国在住保育士が見た「EU離脱」》FUKUOKA U ブックレット14

書籍:『ブレグジット狂騒曲《英国在住保育士が見た「EU離脱」》FUKUOKA U ブックレット14
ブレイディみかこ/弦書房)
書籍詳細URL:http://www.honzuki.jp/book/265505/

内容紹介
その時、英国で何が起こっていたのか。
EU離脱派勝利の顛末を、英国社会に生きる著者が独自にリポート。
移民問題、格差、右傾化、排外主義、緊縮財政……欧米でくすぶる諸問題。
英国のブレグジット、米国のトランプ現象は世界に波及して行くのか。
そして、日本は。
【本書は2017年8月に開催された福岡ユネスコ講演会「英国のいま、そして日本は?」をもとに一部補筆したものです】

目次
1 ブレグジットはトランプ大統領誕生劇に似ていたのか
2 ブレグジット疲れとデモクラシー疲れ
3 ソフト・ブレグジットとハード・ブレグジット
4 ブリグジット騒動の本質
5 欧州の新左派・反緊縮派が目指すもの
6 「パンと薔薇」
7 階級社会とチャヴ差別
8 反緊縮の旗頭コービンの立ち位置
9 英国は日本の未来図か

著者略歴
1965年、福岡県生まれ。保育士、ライター、コラムニスト(英国ブライトン在住)。
主な著書に、『花の命はノー・フューチャー』(ちくま文庫)『ザ・レフト―UK左翼セレブ列伝』『いまモリッシーを聴くということ』(以上、Pヴァイン)『ヨーロッパ・コーリング 地べたからのポリティカル・レポート』(岩波書店)『保育園を呼ぶ声が聞こえる』(共著)『THIS IS JAPAN英国保育士が見た日本』(以上、太田出版)『子どもたちの階級闘争 ブロークン・ブリテンの無料託児所から』(みすず書房)『労働者階級の反乱 地べたから見た英国EU離脱』(光文社新書)等。

『ブレグジット狂騒曲』を注文する

ブレイディみかこの他の著作

イギリスから見た日本

書籍:THIS IS JAPAN 英国保育士が見た日本
(ブレイディみかこ/太田出版)
書籍詳細URL:http://www.honzuki.jp/book/239390/

ピックアップ書評(踊る猫さん)

バック・トゥ・ザ・ベーシック! 社会の根幹を成す地べた/子どもを救え! ブレイディみかこ氏はそう提言する。ミクロの問題をマクロにどう繋げるか? スマートな手つきで「日本」の抱える憂鬱を華麗に分析した一冊!
この書評を書くにあたって実は私は恥じなければならないことがある。それは、国会でも話題に上ったという「保育園落ちた日本死ね!!!」というはてな匿名ダイアリーの書き込みを、私が一顧だにしていなかったことである! 本書でも話題にされるこの書き込みを私がスルーしてしまっていたのは、それが匿名の書き込みであることもあってのことだがあるいはそれ以上にそんな出来事を私怨として、つまり「ミクロ」な怒りとして見做していたからなのだろう。この書き込みが孕む、現代の少子化や教育問題の現状についての赤裸々な怒りを見逃してしまっていたのだった。ブレイディみかこ氏はこの書き込みから「マクロ」な少子化や教育問題とはなんなのかという問題を炙り出してみせる。その手つきは相変わらずシャープだ。

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ヨーローッパの政治状況について

書籍:ヨーロッパ・コーリング――地べたからのポリティカル・レポート
(ブレイディみかこ/岩波書店)
書籍詳細URL:http://www.honzuki.jp/book/238560/

ピックアップ書評(allblue300さん)

外側からは見えない、見えにくい内幕を垣間見せてくれる。ヨーロッパはどこへ向かっているのか。

当てにならない社会保障制度、貧困や格差の拡大、悲鳴を上げる若者や労働者階級。日本と似たような問題にぶち当たっているヨーロッパ。イギリスやスペインでは求心力を持った左派が支持を集めている。イギリスに拠点を置くライターがクールにヨーロッパの現状を綴った政治時評。……続きを読む

イギリスの地べたから

書籍:子どもたちの階級闘争――ブロークン・ブリテンの無料託児所から
(ブレイディみかこ/みすず書房)
書籍詳細URL:http://www.honzuki.jp/book/250663/

ピックアップ書評(ぱせりさん)

「政治が変わると社会がどう変わるかは、最も低い場所を見るとよくわかる」 著者は底辺(緊縮)託児所の保育士。
正直に言えば最初、ガキ、ガキって、その言葉が不快だと思ったのだ。上を向いて、きれいなお空を見上げて、お気楽にそう思った。
「あんたたちは駄目なのよ。駄目なのよ。駄目なのよ。
の、先にあるもの。
そこで終わらない、そこで終わらせることができない何か」
と著者は書く。見上げてばかりいたら、決して見えないはるかな高みを、足元のもっと深いところに、見つけている。
「ふと見下ろせば、手足を思い切り伸ばして大の字になった子どもたちの姿は、地べたに落ちてきた星々のようだった。」

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イギリスとパンクミュージック

書籍:アナキズム・イン・ザ・UK −壊れた英国とパンク保育士奮闘記
ブレイディみかこ/Pヴァイン)
書籍詳細URL:http://www.honzuki.jp/book/212909/

ピックアップ書評(wmさん)

セックス・ピストルズやスミスなどUKロックの背景には厳しい社会状況があるのだな……ということがよく分かる。そして、いつの間にか日本もそういうった状況になっていることにハッとさせられる。

“NEVER MIND THE BOLLOCKS”とは「勝手にしやがれ」という投げやりなものではなく、アホなんて相手にするなという能動的な態度だったという著者の指摘は喉の使えが取れる思いがした。「テリブルな訳」とまでは思わなかったけど、初めて知ってから「何か違うよなぁ」感が拭えなかったのだ。……続きを読む

イギリスの音楽といえばクイーンが有名ですね。ロックの国・イギリスの現状を知れば、ヒップホップが人気になっている日本の現状はどうなのかなんてことも考えさせられてしまいます。
ぜひこの機会に ブレイディみかこさんの本を手に取って、日本や世界の政治状況について考えてみてください。

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