あの人を偲ぶ:ロシアの文豪、フョードル・ドストエフスキー

今日、2月9日はロシアの作家、フョードル・ドストエフスキーの命日です。村上春樹が最も影響を受けた作品として、ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』をあげていますが、その作品は19世紀に書かれたものにも関わらず、強烈な普遍的メッセージをもち、今なお多くの作家や読者を魅了しつづけています。

「本が好き!」ではドストエフスキーの作品の中から、『罪と罰』、『白痴』、『悪霊』、『カラマーゾフの兄弟』を読者レビューととにご紹介します。

「現代の預言書」とも呼ばれる、ドストエフスキーの代表作

罪と罰 (上巻)

書籍:罪と罰 (上巻)
(新潮社)
書籍詳細URL:http://www.honzuki.jp/book/87772/

ピックアップ書評(晴家 天理さん)

罪とは何なのか。罰とは何なのか。 なぜ人を殺してはいけないのか?……続きを読む

罪と罰 (下巻)

書籍:罪と罰 (下巻)
(新潮社)
書籍詳細URL:http://www.honzuki.jp/book/100765/

ピックアップ書評(ぷるーとさん)

彼はこんなにも弱いのに、どうしてだいそれたことを考えてしまったのだろう。……続きを読む

ドストエフスキー流の恋愛文学

白痴 (上巻)

書籍:白痴 (上巻)
(新潮社)
書籍詳細URL:http://www.honzuki.jp/book/29777/

ピックアップ書評(niksa1020さん)

ドストエフスキーによる歴史的考究 ――無条件に美しい人は、人間社会で存在しうるのか?……続きを読む

白痴 (下巻)

書籍:白痴 (下巻)
(新潮社)
書籍詳細URL:http://www.honzuki.jp/book/29775/

ピックアップ書評(ぷるーとさん)

ドストエフスキーにしては珍しい透明な明るさに包まれているのです。……続きを読む

旧体制下のロシアで起きた実在の事件を基にした作品

悪霊 (上巻)


書籍:悪霊 (上巻)
(新潮社)
書籍詳細URL:http://www.honzuki.jp/book/30987/

ピックアップ書評(みさわなおきさん)

人間社会で時々起きる「訳のわからないこと」を、ドストエフスキーは読んで分かるように書くことができる。……続きを読む

悪霊 (下巻)

書籍:悪霊 (下巻)
(新潮社)
書籍詳細URL:http://www.honzuki.jp/book/12160/

ピックアップ書評(じまじーまさん)

信仰によって保たれていた社会バランスが崩れ、街には無神論者や社会を転覆させようと画策する秘密結社が組織される。……続きを読む

人間の救いとは、神の赦しとは?ドストエフスキー最期の作品

カラマーゾフの兄弟〈上〉

書籍:カラマーゾフの兄弟〈上〉
(新潮社)
書籍詳細URL:http://www.honzuki.jp/book/76104/

ピックアップ書評(efさん)

若い君たちへ。「カラマーゾフの兄弟」は、絶対に読んだ方が良い。……続きを読む

カラマーゾフの兄弟〈中〉

書籍:カラマーゾフの兄弟〈中〉
(新潮社)
書籍詳細URL:http://www.honzuki.jp/book/76103/

ピックアップ書評(かもめ通信さん)

あれこれと問題の多かったカラマーゾフ兄弟の父フョードルが殺された?!……続きを読む

カラマーゾフの兄弟〈下〉

書籍:カラマーゾフの兄弟〈下〉
(新潮社)
書籍詳細URL:http://www.honzuki.jp/book/76102/

ピックアップ書評(かもめ通信さん)

兄弟たちの父親を殺した犯人は誰だ?!大長編もここまで来たら一気読み!ページをめくる手が加速するのは必然だ!……続きを読む

ロシア語で書かれた長編小説って、なんだか難解そうというイメージに反し、「読みだすと手が止まらない」というレビューが多くみられました。深い示唆と物語性に富んだドストエフスキー作品。翻訳者による、素晴らしい訳書が私たちに海外文学の扉を開いてくれます。

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(東郷)

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