本が好き!編集部の東郷です。
2018年10月から検討をはじめました、「特定の人をブロックする機能を導入するかどうか」につきまして、ようやくサイトの皆さんへお知らせをすることができる段階になりました。ちょっと長くなりますが、検討経緯も含めてお伝えしたいと思います。
本が好き!の特徴
本が好き!は、書評投稿サイトとコミュニティの2つの面をもっています。
前者の特徴として、書評を公開して広く読んでもらうことを目的としているので、ログインしない状態では、誰でも書評ページにアクセスし、閲覧ができます。
後者のコミュニティを担う機能として、フォロー、投票、コメント投稿があります。
そのどちらも、本が好き!の良さと考えています。
コメントの削除機能を導入
会員同士であれば、書評へのコメントは自由にできるのですが、投稿された書評のコメント欄への書き込みを巡り、「不快な内容なので消してほしい」など編集部へのお問い合わせが報告されていました。
そこで、事後の対応策ではありますが、コメント機能の改善策として自身の書評に書き込まれたコメントについて、不適切な内容と感じた場合に「運営に削除を依頼する」機能を導入しました。(2018年4月26日実装)
書評のコメント欄が荒らされてしまうケースの報告が相次ぐ
機能改善後も、サイトを安心して楽しんでいただけない状況がたびたび起こりました。誤字脱字など書評本文中の誤りを指摘することで執筆者の揚げ足をとったり、書評に関する意見の違いから、挑発的なコメントを残すなど、純粋に感想をやり取りする場ではなくなってしまいました。
心無いコメントを残されたり、趣向の合わない会員との不毛な衝突を避けたい、など本が好き!がたくさんの方に使っていただけるようになったことで、コミュニティに関する機能面をさらに改善する必要がでてきました。
編集部として考えたこと
本が好き!は会員が読書を通じた活動を自発的に楽しむ場です。と同時に、会員からのご要望や意見を基に機能を増やしてきた経緯があります。
会員にとって安心してアクセスできる場を維持するために何ができるか、皆さんからのご意見にもひとつひとつ目を通して考えました。
〈ブロック機能の是非〉
本が好き!のサイトポリシーとしては、上記の公開原則に立っています。そのため他のSNSで適用されているレベルのブロック機能(例えば、ブロックした相手から自身の投稿を閲覧できないようにする)はやや過度であり、実現することでサイトの魅力が半減してしまうと考えました。
〈あくまで最低限の自己防衛手段に留める〉
かといって、困っている会員が迷惑行為に対して、運営に問い合わせを行う以外に打てる手だてがなんらか必要です。そこで、「いやがらせコメントを防ぐ」ことに特化したブロック機能を実装することにしました。
オープンなサイト上にある、書評とコメント欄を守ることを目的としているため、ブロック機能によって実現できることはシンプルです。
「ブロックされた会員は、ブロックした会員の書評に投票・コメントすることができない」その1点です。
*フォロー機能や、個別のメッセージ機能については、ブロック後も利用が可能です。
〈ブロック機能の対応範囲〉
対応範囲 | 実施範囲 | 内容 |
書評 | 〇 | ブロックされたユーザーは、ブロックしたユーザーの書評に対して投票・コメントができない(閲覧は可能) |
ニュースフィード | 〇 | |
ユーザーホームページ | 〇 | |
個別メッセージ | × | 個別メッセージの送信は可能 |
コミュニティ | × | オンライン読書会「ホンノワ」への投稿はブロックの有無に関わらず閲覧・コメントともに可能 |
ブロックする方法
〈設定画面〉
本が好き!にログイン後、ユーザーホームページより設定を行えます
ブロックしたい会員のユーザーホームページを表示します
〈ブロックを設定する〉
・フォローボタン下にある「ブロックする」を選択してください
選択後、ブロックした会員はあなたの書評への投票・コメントが即時できなくなります。
ブロックを設定すると、ユーザーのホームページに「あなたをブロック中」と表示されます。
〈ブロックを解除する〉
・「ブロックを解除する」を選択してください
本が好き!を会員のみなさんが安心してご利用いただけるよう、引き続きサイトの改善を行ってまいります。
まずはこのかたちでリリースいたしますが、ご意見やその他、サイト内の不具合を発見された場合には、お問合せフォームよりご報告ください。よろしくお願いいたします。