こんにちは。本が好き!編集部の東郷です。
2019年5月13日~2019年5月19日の人気書評ランキングを発表します。
1位
書籍:『ソヴィエト旅行記』
(アンドレジッド/光文社)
レビュアー:かもめ通信さん 得票数:36
書評掲載日:2019-05-13 06:21:17
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/276545/review/225648/
今はなきソヴィエト社会主義共和国連邦(ソ連)に行ってみた。
1936年の6月から8月にかけて、アンドレ・ジッドはソヴィエト社会主義共和国連邦(ソ連)を旅行した。
この旅行はソヴィエト作家同盟の招待で実現したもので、ジッドはこの機会に病床のゴーリキーを見舞つもりでもいたのだが、彼がかの地に着いたとき、ゴーリキーは既に亡くなっていて、結局、赤の広場で大々的に行われた葬儀で演説をすることになったのだった。……続きを読む
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2位
書籍:『ある男』
(平野啓一郎/文藝春秋)
レビュアー:darklyさん 得票数:31
書評掲載日:2019-05-13 19:42:09
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/269810/review/226659/
中年となった平野啓一郎の問題意識に共感します。
武本里枝の離婚調停を担当した弁護士の城戸は里枝から奇妙なメールを受け取る。彼女は谷口大祐と再婚し谷口里枝となっているが、その夫は既に事故で死亡した。大祐の兄が遺影を見たところ大祐ではないと言う。では夫は誰なのか?……続きを読む
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3位
書籍:『シャーロック・ホームズの冒険 【新訳版】 シャーロック・ホームズ・シリーズ』
(アーサー・コナン・ドイル/東京創元社)
レビュアー:休蔵さん 得票数:29
書評掲載日:2019-05-18 08:50:18
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/244427/review/227172/
推理小説の金字塔だ!
NHKが『シャーロック・ホームズの冒険』を放映していたのは、いつのことだったろうか。
BBC制作のそれは、土曜日の夜10時くらいから放映していたように記憶している。
まだ小学生だったけれど、毎週楽しみにしていた。
眠たさに負けることもあったが。
小説を読むようになり、必死に読み漁った。
新訳を追った。
さまざまな新訳に出会い、少しずつ違うホームズの冒険を楽しんできた。……続きを読む
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4位
書籍:『歌舞伎町ゲノム』
(誉田哲也/中央公論新社)
レビュアー:darklyさん 得票数:28
書評掲載日:2019-05-17 21:11:01
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/275024/review/227180/
ジウサーガってこうなってたのね。
ジウサーガ8作目ですが、実は私は「ジウ」「ジウⅡ」しか読んでません。なのについつい衝動的にいきなり8作目を読んでしまいました。5つの短編集です。当然、警察物という先入観で読んでいくとどうも警察物ではない感じ。妙な登場人物が出てくるし、最後には・・これ「必殺仕事人」じゃないか!しかも飾り職人の秀さんのようなキャラもいる。……続きを読む
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4位
書籍:『横浜大戦争』
(蜂須賀敬明/文藝春秋)
レビュアー:薄荷さん 得票数:28
書評掲載日:2019-05-13 07:26:43
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/276388/review/226979/
♪わ~が日の本は島国よ~!
♪朝日かがよう海に~♪と、続けたくなる人以外には全然わからない地元ネタ満載!
前代未聞!空前絶後!全横浜市が泣いた・・・!?
神奈川県横浜市限定エンタテイメント・ファンタジーです。
(ちなみにこの歌は横浜市歌。作詞は森林太郎です。)……続きを読む
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6位
書籍:『捨ててこそ 空也』
(梓澤要/新潮社)
レビュアー:ことなみさん 得票数:27
書評掲載日:2019-05-18 00:11:07
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/277645/review/227258/
南無阿弥陀仏と唱えて修行をした「空也上人」揺れる時代に生まれ「空」を求め、人々に来世の幸せを説いた。
梓澤さんの著作を知って、近作「方丈の孤月」から鴨長明の世界を読みたかったが。図書館ではすでに予約が詰まっていた。それでは他の梓澤作品を読んで作風を知りたいと思った。……続きを読む
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6位
書籍:『眼下の敵』
(D.A.レイナー/東京創元社)
レビュアー:efさん 得票数:27
書評掲載日:2019-05-15 05:31:11
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/277541/review/227086/
英海軍駆逐艦と独Uボートの一騎打ちだ!
非常にストレートな海戦小説です。
護衛任務についていた英海軍駆逐艦ヘカテは、そのレーダーにUボートを捉えます。
なんでこんな大西洋ど真ん中にUボートが一隻だけ航行しているんだ?
Uボートは潜水しておらず、海上を最大船速で突っ走っているのです。
一体どこへ行こうというのか?……続きを読む
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8位
書籍:『怪盗紳士リュパン』
(モーリス・ルブラン/東京創元社)
レビュアー:かもめ通信さん 得票数:26
書評掲載日:2019-05-15 05:05:14
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/83693/review/226882/
#東京創元社 #文庫創刊60周年 お祝い企画に10代の頃から愛して止まないリュパン作品で参加します!!
私が初めて買った東京創元社の文庫が、シリーズのどの本だったかは定かではないが、モーリス・ルブランのアルセーヌ・リュパンものだったことは間違いない。……続きを読む
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8位
書籍:『強盗紳士』
(モーリス・ルブラン/新潮社)
レビュアー:かもめ通信さん 得票数:26
書評掲載日:2019-05-15 05:06:34
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/277399/review/226871/
新潮文庫:堀口大學訳、ハヤカワ・ミステリ文庫平岡敦訳、創元推理文庫石川湧訳、あの名シーンの読み比べ!まずはアルセーヌ・ルパンが初めて世に出た作品の冒頭から。……続きを読む
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8位
書籍:『ぼくと数学の旅に出よう―真理を追い求めた1万年の物語』
(ミカエル・ロネー/NHK出版)
レビュアー:ぽんきちさん 得票数:26
書評掲載日:2019-05-18 10:26:10
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/277654/review/227273/
数学の歴史を通じて、魅力と可能性を語る!
著者は数学者。専門は確率論だというが、著者を有名にしたのは、青少年や一般向けに数学の魅力を紹介する動画シリーズである。You Tubeの「Micmaths」という10分前後のシリーズで、図形を駆使しながら軽妙に語る。動画配信は150本を超え、チャンネル登録者数は32万人。数学の普及に努めた功績が認められ、著名な賞を受賞もしている。……続きを読む
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