こんばんは。本が好き!編集部の和氣です。
2018年12月31日~2019年1月6日の人気書評ランキングを発表します。
1位
書籍:『きのこ会議』
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レビュアー:ぽんきちさん 得票数:31
書評掲載日:2019-01-04 15:42:24
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/223130/review/219813/
きのこの目論見、成否如何。
夢野久作の作。
きのこ連中が森に集まり、かわるがわる演説を始める。
彼らの関心事は、自分たちに対する人間のさまざまな行いである。椎茸が畠を作ってもらってうれしいと言えば、松茸は胞子を飛ばす前に食べられることを嘆く。……続きを読む
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2位
書籍:『沈黙のパレード』
(東野圭吾/文藝春秋)
レビュアー:茜さん 得票数:27
書評掲載日:2018-12-31 08:45:10
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/269546/review/219405/
秋祭りのパレード当日、復讐劇はいかにして遂げられたのか。殺害方法は?アリバイトリックは?超難問に突き当たった草薙は、アメリカ帰りの湯川に助けを求める。突然行方不明になった町の人気娘が、数年後に遺体となって発見された。容疑者は、かつて草薙が担当した少女殺害事件で無罪となった男。だが今回も証拠不十分で釈放されてしまう。さらにその男が堂々と遺族たちの前に現れたことで、町全体を憎悪と義憤の空気が覆う。秋祭りのパレード当日、復讐劇はいかにして遂げられたのか。殺害方法は?アリバイトリックは?超難問に突き当たった草薙は、アメリカ帰りの湯川に助けを求める。
……続きを読む
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2位
書籍:『怖い短歌』
(倉阪鬼一郎/幻冬舎)
レビュアー:あかつきさん 得票数:27
書評掲載日:2019-01-02 15:51:06
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/273208/review/219684/
お正月です.怖い話でもしませう.
4位
書籍:『かなり役立つ!古文単語キャラ図鑑』
(岡本梨奈/新星出版社)
レビュアー:m181さん 得票数:25
書評掲載日:2019-01-04 09:18:46
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/272945/review/219210/
古語から、いにしえの世界を垣間見ることができる大人の為の古文単語の図鑑です。
まず、簡単な古語の説明があり。それから漫画で簡単に説明。
その後、詳しい解説があり、最後に、どのような場面で使われるのかの練習問題があります。
イラストが多く。若い女子向けです。
とてもわかりやすい内容になっていて、とっつきやすいです。……続きを読む
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4位
書籍:『印象派切手絵画館』
(江村清/日本郵趣出版)
レビュアー:efさん 得票数:25
書評掲載日:2019-01-02 06:02:53
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/273183/review/219639/
切手で見て行く印象派絵画
世界中の切手の中には、有名な絵画を図案にしているものが数多くあります。
日本の切手にも絵画がモチーフになっているものがありますよね。
本書は、そこに目をつけて、世界中で発行されている、印象派の絵画をデザインに用いている切手を紹介しつつ、それを素材に印象派自体について通覧していくというものです。……続きを読む
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6位
書籍:『おじいさんのランプ』
(新美南吉/)
レビュアー:ぽんきちさん 得票数:24
書評掲載日:2018-12-31 19:50:05
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/204302/review/219482/
移りゆく時代を生き抜いたおじいさんの話
「ごん狐」で知られる新美南吉の童話。1942年発表。南吉が結核のために29歳で世を去る前年の作品である。
舞台は南吉自身の故郷でもある岩滑(やなべ)新田。
東一君という少年が友達と遊んでいて、倉で古いランプを見つける。それはおじいさんの思い出のランプだった。
おじいさんは東一君にランプの由来を語って聞かせる。……続きを読む
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7位
書籍:『ジャック・オブ・スペード』
(ジョイス・キャロル・オーツ/河出書房新社)
レビュアー:efさん 得票数:23
書評掲載日:2019-01-05 06:47:07
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/270461/review/219844/
俺は絶対に盗作なんかしていない! していないんだが……
主人公は、『紳士のためのスティーヴン・キング』と作品が評価されている中堅のミステリー作家、アンドリュー・J・ラッシュです。
彼は、穏当な作風の作品を書き続ける傍ら、正体を秘してジャック・オブ・スペードのペンネームでも作品を発表していました。
ジャック・オブ・スペードの正体は出版社にも伏せていたのです。……続きを読む
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7位
書籍:『星の銀貨』
(グリム兄弟/)
レビュアー:ぽんきちさん 得票数:23
書評掲載日:2019-01-01 19:42:22
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/273134/review/219609/
清い心には天の恵みがあるだろうか。
グリム童話を楠山正雄の訳で。
貧しく両親のいない女の子。住む部屋も失い、着の身着のまま一人ぼっちで歩いている。
手には人から恵んでもらったパンがひとかけ。
しかし、信心深い女の子は、慈悲深い神様がどこかにいらっしゃることを疑わない。……続きを読む
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7位
書籍:『マイブック: 2018年の記録』
(大貫卓也/新潮社)
レビュアー:Jun Shinoさん 得票数:23
書評掲載日:2018-12-31 13:34:47
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/258694/review/219417/
2018年読書の総括、ノリます。。 長文お許しを。 書評読んでいただいた方、ありがとうございました。また皆様の書評はホントにためになってます。
2018年は、201作品210冊を読破しました。これでめいっぱい、これ以上は読めない。最初で最後の大台となるでしょう。
今年の私的読書大賞は、川端康成「古都」でした!川端シンドロームの今年、川端が睡眠薬で朦朧としながら書き上げた、「雪国」と並ぶノーベル賞選考作品がベストワン。……続きを読む
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7位
書籍:『千年図書館』
(北山猛邦/講談社)
レビュアー:m181さん 得票数:23
書評掲載日:2019-01-05 09:39:16
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/272947/review/219212/
ラストのたった一行で 世界のすべてが覆る!
この本の帯に、「ラスト1行まで、何が起こるかわからない」とあった。
この言葉に、惹かれた。
もちろん、推理短編小説だと思っていた。
違ったが、この裏切りは心地よい。
本作は、5つの短編小説である。……続きを読む
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