1888年の創刊以来、地理学、人類学、自然・環境学、ポピュラーサイエンス、歴史、文化、最新事象、写真などの記事を掲載し続けてきた『ナショナル ジオグラフィック』の児童書シリーズ『ナショナル ジオグラフィック キッズ』で、全8巻の〈ミッション・アニマル・レスキュー〉シリーズがスタートしました!
第1巻は9/22発売の『ミッション・サメ・レスキュー』。本が好き!にもご恵贈いただいているこちらの本の刊行記念イベントが開催される! と聞いたのでお邪魔してきました。横浜市立幸ヶ谷小学校に!
このシリーズでレスキュー隊長に任命され、日本語版の企画監修をしているお笑いコンビ、ココリコの田中直樹さんが、サメについての特別授業をしてくれるというものです!
『図解 生き物が見ている世界』という本を出すなど芸能界随一の生きもの好き芸人としても有名なココリコ田中さん。この日、解説してくれるサメはいちばん好きな生きものだそうです。
この日のためにサメについてたくさん勉強してきたという子どもたちにあらためてサメの魅力について語る田中隊長。サメって確認されているだけで500種類以上もいるんですね。
20センチくらいしかない小さなツラナガコビトザメや、12,3メートルもあるジンベエザメ、サメが持つ特殊な感覚器、ロレンチーニ器官などを紹介していました。それにしてもロレンチーニ器官について子供が説明しだしたときは驚きました。この子達はサメについては僕よりもどう考えても詳しい(笑)
ほかにも、とにかく尾鰭が長いオナガザメ。このサメは尾鰭で獲物を叩いて捕まえるんですね。
映画『ジョーズ』のモデルにもなったホホジロザメですが、人を襲うことがあるのは目が悪いからで別に襲いたくて襲っているわけじゃないそうです。サーフボードに乗って手足を出している姿は水中から見るとウミガメに見えるから獲物と間違えて襲っちゃうということです。
映画のイメージが強すぎて、どうしてもサメ=怖いと思ってしまいますが、本当はそんなことないのですね。
サメの怖いイメージを変えるために『ミッション・サメ・レスキュー』内でも74〜75ページで<サメのイメージアップ大作戦>として「サメのイメージアップTシャツ」を田中隊長が作っています。当日はこのTシャツを子どもたちも着ての参加。とってもかわいいTシャツで僕も欲しいと思ってしまいました。
そのほか鮫の漢字の成り立ちの理由や、サメの歯の構造についてなどたくさんのサメ知識が紹介されました。
このほか◯✕クイズや、田中隊長のために子供たちが描いてきてくれたサメの絵を見せ合ったり、最後には田中隊長にサプライズプレゼントもありました。
田中隊長のサメ愛と、楽しそうな子供たちが印象的な授業風景だったのでした。
サメについてたくさん知ることができるのはもちろん、サメの最新情報についても知ることができる『ミッション・サメ・レスキュー』。
読書の秋にお子さんと一緒に読んでみませんか?
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(本が好き!編集部 和氣)