「あの人を偲ぶ」があるのに、生誕を祝わないでどうする!?
ということで、新企画【今日も誰かの誕生日】をスタートします!
1人目は、かのアーサー・コナン・ドイルでございます。
アーサー・コナン・ドイルは1859年5月22日生まれでイギリスの作家であり、医師、さらには政治活動家としての顔を持っています。
『シャーロック・ホームズ』シリーズがとりわけ有名ですが、『失われた世界』などのSF小説や恐怖小説、歴史小説、ノンフィクションまで書きこなすなど、才能に恵まれた稀代の小説家・アーサー・コナン・ドイルの著作の本が好き!レビューをご紹介します!
シャーロック・ホームズシリーズの第一作
言わずと知れた大人気シリーズ「シャーロック・ホームズ」の記念すべき第一作目が『緋色の研究』です。1884年に発表されたのに未だに人気というのも凄いですね。
書籍:『緋色の研究【新訳版】』
(東京創元社)
書籍詳細URL:http://www.honzuki.jp/book/115746/
ピックアップ書評(ゆうちゃんさん)
ホームズとワトソンが出逢った記念すべき一作目。スタンフォード青年が、クライテリオンの標柱でワトソンの肩を叩かなかったら、このコンビは誕生しなかった。
傷病を負って第二次アフガニスタン戦役から帰国したワトソン博士は、ロンドンのホテルで退役年金による怠惰な暮らしをしていたが、財政的にもこれはまずい、と考えていた。ロンドン市内をぶらぶらしていると旧知のスタンフォード青年と邂逅し、ふたりはホウボーン亭で昼食を摂ったが、食事時の話題は、お互いの近況。スタンフォード青年の知り合いで、良い下宿を見つけたが、いささか値段が高く、下宿代を折半する相手を探している人が居る、と言う。この人物こそシャーロック・ホームズであった。……続きを読む
コナン・ドイルSFの代表作
コナン・ドイルは実はSF作品を書いていたことに不勉強ながら驚きを禁じ得ないのですが、本作はその中でも代表的で後に大きな影響を与えたようですね。
書籍:『失われた世界』
(光文社)
書籍詳細URL:http://www.honzuki.jp/book/245611/
ピックアップ書評(Wings to flyさん)
#はじめての海外文学vol.3 文系脳の私がSFにアレルギーを持たずに来られたのは、この作品のおかげかもしれない。
小学生の頃に子供向けの抄訳を読んで以来の再読である。その本を貸してくれた少年のことが密かに好きだった・・・という事を差し引いても、読みながらワクワクしたのを覚えている。コナン・ドイルの作品で最も有名なのは名探偵ホームズのシリーズだろうが、本書は後に色んな作品に影響を与え「ロストワールド物」と呼ばれる分野を生みだしたSF冒険小説の金字塔である。……続きを読む
ほかにも名作がたくさん ドイル傑作集
そんなこんなで多作なコナン・ドイルなので、著作集も出ているようです。これはそのうちの5巻。
書籍:『ラッフルズ・ホーの奇蹟 (ドイル傑作集5)』
(東京創元社)
書籍詳細URL:http://www.honzuki.jp/book/188798/
ピックアップ書評(かもめ通信さん)
SFという言葉がうまれる前に書かれ、「科学ロマンス」とジャンル付けされていたという8つの作品を集めたコナン・ドイルの傑作選。ホームズが出てこない分、ある意味、新鮮かも?実を言うと私はこれまで、ホームズの出ないコナン・ドイルの作品をほとんど読んだことがなかった。
にもかかわらず(いや、だからこそというべきか?)献本に応募したのは、以前やはり献本で読ませていただいたバイヤールの『シャーロック・ホームズの誤謬』のことが頭にあったからだ。……続きを読む
海外ミステリを読んだことがない人でもホームズの名前を知っている方なら多いハズ。そんなあなたこそ、まずはホームズシリーズを読んでみて、そこからコナン・ドイル作品を掘り進んでみるのはいかがでしょうか?
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