【本が好き!ランキング】今週の1位は、手塚治虫の隠れた名作『奇子』!

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こんばんは。本が好き!編集部の和氣です。

2018年5月14日~2018年5月20日の人気書評ランキングを発表します。

1位
奇子 (下)
書籍:奇子 (下)
(手塚治虫/角川書店)
レビュアー:darklyさん 得票数:37
書評掲載日:2018-05-15 20:22:44
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/80159/review/203965/

奇子は下人なのか。手塚治虫は長い話にする構想があったと聞くがここで話が終わることにより奇しくも羅生門のような読後感が生まれる。

下巻に入ると、天外家の混迷は更に拍車がかかり崩壊の一途を辿る。そのような中、奇子は家を脱走し、奇子にずっとお金を送っていた祐天寺富夫を探して東京に行く。祐天寺富夫とは仁朗の変名である。ずっと地下で暮らしていた奇子は当然ながら社会性は全く身についておらず周りの人間は困惑するが、天真爛漫な魅力が男たちを惹きつける。……続きを読む

上巻のレビューはこちら

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2位
火定
書籍:火定
(澤田瞳子/PHP研究所)
レビュアー:ぽんきちさん 得票数:36
書評掲載日:2018-05-14 23:07:04
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/258934/review/204296/

都で荒れ狂う疫病の嵐。その中を奔走する者たちの物語。

時は天平、ところは寧楽(なら)。
藤原四兄弟が権勢を誇った聖武天皇の御代。
施薬院に務める名代(なしろ)は辞めるきっかけを探していた。
貧しい病人の治療をするといえば聞こえはよいが、孤児の救済のために建てられた悲田院とともに、藤原氏が慈悲深いことを世に示すためだけに作られた施設だ。……続きを読む

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3位
本を殺してみたけれど (Kindle Single)
書籍:本を殺してみたけれど (Kindle Single)
(リンダ・グラント/)
レビュアー:かもめ通信さん 得票数:35
書評掲載日:2018-05-18 06:40:29
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/264614/review/204200/

いやはやこれは恐ろしい!!きっとあなたも心当たりが……。 #やまねこ祭 #やまねこ20周年

作家・リンダ・グラントは19年間、メゾネットタイプの細長いアパートメントに住んでいた。
ワンフロアに一つずつある部屋がいくつもの階段や踊り場や廊下でつながっているその家は、本の収納スペースがいくらでもあって、本棚をどこにでも設置することができたので、彼女はあちこちに作り付けの棚を作った。……続きを読む

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4位
暗やみの中のきらめき―点字をつくったルイ・ブライユ
書籍:暗やみの中のきらめき―点字をつくったルイ・ブライユ
(マイヤリーサディークマン/汐文社)
レビュアー:かもめ通信さん 得票数:34
書評掲載日:2018-05-14 05:00:16
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/255561/review/204111/

世界は本を通じて開かれる! #やまねこ祭 #やまねこ20周年
Wings to flyさんのやまねこ祭参加レビューで知って読みたい本のリストにいれ続くcalmelavieさんのレビューでこれはなんとしても読まなくてはと決意を新たにし、先日のやまねこオフの際に、青山ブックセンターさんのオフ会連動やまねこ特設台から他の人に先んじられないようにと慌てて入手した1冊。……続きを読む

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5位
悲しくも笑える左利きの人々
書籍:悲しくも笑える左利きの人々
(渡瀬けん/KADOKAWA/中経出版)
レビュアー:薄荷さん 得票数:32
書評掲載日:2018-05-14 07:45:20
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/264685/review/204261/

左利きは、右利き社会でちょこっと辛いときがあるんです。

私が初めて絶望を知ったのは、幼稚園の紙工作「トラック」。
ハサミを左でしか使えない私は他のみんなのように紙がキレイに切れず、作り上げたトラックでみんなが遊ぶ中、ボロボロのトラックを背に隠して隅っこでちっちゃくなってた記憶が苦く焼きついています。……続きを読む

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5位
掟を破った鳥娘の話
書籍:掟を破った鳥娘の話
(ヴェルマウォーリス/草思社)
レビュアー:Wings to flyさん 得票数:32
書評掲載日:2018-05-14 16:01:03
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/207413/review/204207/

アラスカ・インディアンの伝承をもとに描かれる、再生と希望の物語。

遥か昔、アラスカ・インディアンのある部族に、狩猟の技を愛してやまない少女がいた。近隣に住む別の部族には、地平線の彼方の太陽の国に憧れる若者がいた。ふたつの人生は一瞬の邂逅の後、長い月日を経て再びめぐり合う。その間には、義務と夢との狭間に揺れる心が呼び起こした悲劇があった。……続きを読む

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7位
魔法使いの陰謀 (フェアリーテイル) (創元推理文庫)
書籍:魔法使いの陰謀 (フェアリーテイル) (創元推理文庫)
(シャンナ・スウェンドソン/東京創元社)
レビュアー:かもめ通信さん 得票数:31
書評掲載日:2018-05-15 19:35:46
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/263761/review/203011/

フェアリーテイルシリーズもついに完結?!と思いきや、きまぐれな妖精たちはまだまだ続きを語ってくれるつもりらしい。
シャンナ・スウェンドソンのフェアリーテイルシリーズ第3弾。

シリーズ第1作 『ニューヨークの妖精物語』で、長い間空位がつづいていた妖精の女王の地位に新たな人物が就き、これで妖精界も活気を取り戻してめでたしめでたし……となるはずが、そうは問屋がおろさずに第2作『女王のジレンマ』ではあれやこれやのトラブル続き……続きを読む

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8位
穴 HOLES
書籍:穴 HOLES
(ルイス・サッカー/講談社)
レビュアー:Kuraraさん 得票数:30
書評掲載日:2018-05-14 23:33:08
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/104/review/204273/

ルイス・サッカーの世界は抜け出せない面白さがある。まさにわたしはルイスが仕掛けた「穴」に落ちたかも知れない。

常に視野にあったのになかなか読まなかった「穴」。
読み終わった時にまず感じたのは、「危なかった!読み逃したら、えらい損するとこだった」と、なにか救われた気持ちに。つまりそのくらい夢中にさせられた一冊でした。……続きを読む

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8位
無双の花
書籍:無双の花
(葉室麟/文藝春秋)
レビュアー:mono sashiさん 得票数:30
書評掲載日:2018-05-17 12:43:22
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/219068/review/204396/

九州の100冊シリーズ③ ~福岡県・葉室麟~ 筑後柳川十三万石の大名、西国無双こと立花宗茂。歴史小説というより時代小説を読んでいるような味わいがある。写真付き。

昨年、亡くなった葉室麟さんには、「風渡る」や「秋月記」など福岡にゆかりある作品がいくつかある。

さて、どれを読もうか迷ったが、「そろそろ大河ドラマにどうでしょう」
との気持ちもあって、立花宗茂の主人公にした「無双の花」を選んだ。……続きを読む

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8位
ゴッホの耳 ‐ 天才画家 最大の謎 ‐
書籍:ゴッホの耳 ‐ 天才画家 最大の謎 ‐
(バーナデット・マーフィー/早川書房)
レビュアー:ぽーるばにやんさん 得票数:30
書評掲載日:2018-05-15 22:41:06
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/257038/review/203322/

ゴッホについての様々な謎とその人生を知ることができる。
以前、ゴッホの死は自殺ではなく他殺だったかも知れないという解釈で書かれた「殺されたゴッホ」 という本を読みました。その本は物語風で書かれていて、ゴッホについて知らなかったことも知ることができ彼の人柄にも興味が深まってきたので今回はこれを読んでみました。……続きを読む

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11位
フランケンシュタイン
書籍:フランケンシュタイン
(メアリーシェリー/光文社)
レビュアー:ぽんきちさん 得票数:29
書評掲載日:2018-05-13 21:16:04
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/132192/review/204245/

神と人の境界。人と怪物の境界。

古典である。
しばらく前に、オンライン読書会(「フランケンシュタイン」をみんなでゆっくり読んでいく会『前篇』『後篇』)に参加して読んでみた「フランケンシュタイン」だが、オフラインの読書会に参加する機会があり、改めて光文社文庫版で全編通して読んでみた。……続きを読む

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11位
大家さんと僕
書籍:大家さんと僕
(矢部太郎/新潮社)
レビュアー:たけぞうさん 得票数:29
書評掲載日:2018-05-14 00:54:25
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/256054/review/203785/

近くの本屋さんで平積みの漫画です。

この漫画、じわじわと来ているみたいです。
初めて聞く人と、見たことだけあるという人に申し上げます。
面白かったです。掛け値なしで。
刺激過多の漫画がならぶなかで、ゆったりとした時間と柔らかい空気に包まれた雰囲気で異彩を放っています。……続きを読む

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13位
飢餓海峡
書籍:飢餓海峡
(水上勉/新潮社)
レビュアー:barbarusさん 得票数:28
書評掲載日:2018-05-15 07:04:23
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/264699/review/204292/

飢餓海峡を渡る者たち。

人は自分の境遇を変えたいと思えば相応の努力が求められるけれども、ときに努力の仕方を間違えたり、努力の結果他者に迷惑をかけることもある。ときには傍迷惑な努力で人を踏み躙ったり、踏み躙られたりする。自己実現のためであろうが自己の向上のためであろうが単に生存のためであろうが、人間社会という嵐吹く海峡を泳ぎ渡るためには人を溺れさせたり人に溺れさせられたりする。……続きを読む

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13位
アイヌ神謡集
書籍:アイヌ神謡集
(知里幸恵/岩波書店)
レビュアー:Wings to flyさん 得票数:28
書評掲載日:2018-05-18 20:22:13
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/101909/review/204546/

北の原野がアイヌだけの国だった、幸福な時代の歌。

大正11年に19歳でこの世を去ったアイヌの女性、知里幸恵さんが書き残した本書は、文字を持たないアイヌの人々が代々謡い伝えてきた神のユーカラ(神謡)の記録である。
「種族内のその人の手に成るアイヌ語の唯一のこの記録はどんな意味からも、とこしえの至宝である。」
アイヌ語研究の創始者だった金田一京助博士は、本書の最後にこう記している。……続きを読む

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13位
八幡炎炎記
書籍:八幡炎炎記
(村田喜代子/平凡社)
レビュアー:Kuraraさん 得票数:28
書評掲載日:2018-05-17 23:41:13
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/263680/review/204275/

人間なんてららーらららららーらー♪

人間誰しも蓋を開ければ、時に情けなかったり、気弱だったり、小ずるかったりするわけだけど、そんな人間臭さや愚かさを正面から見るような場面はめっきり少なくなった。……続きを読む

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