第一部の『堆塵館』のときから、本が好き!で高評価の続いているエドワード・ケアリー「アイアマンガー三部作」。前作『穢れの町』から8か月経ち、ついに最終作『肺都』が発売。献本応募が開始されました!
どんな本かというと……ここでは三部作それぞれについての概要と本が好き!レビュアーによる書評を紹介します。
第一部『堆塵館』
書名:『堆塵館 (アイアマンガー三部作1)』
(エドワード・ケアリー/東京創元社)
平均pt:★★★★…(4.22pt)
書評数:9件
書籍詳細URL:http://www.honzuki.jp/book/240599/
内容紹介
19世紀後半、ロンドンの外れの巨大なごみ捨て場。幾重にも重なる屑山の中心に「堆塵館」という巨大な屋敷があり、ごみから財を築いたアイアマンガー一族が住んでいた。一族の者は、生まれると必ず「誕生の品」を与えられ、一生涯肌身離さず持っていなければならない。15歳のクロッドは、聞こえるはずのない物の声を聞くことができる変わった少年だった。ある夜彼は屋敷の外から来た召使いの少女と出会う。それが一族の運命を大きく変えることに…。『望楼館追想』から13年、作者が満を持して贈る超大作。
ピックアップ書評(かもめ通信さん)
もしかしてこれホラーなの?いやいややっぱりファンタジー?そうかと思えばミステリ?ラブストーリーのようでもあるがディストピア小説かも?!先へ進めば進むほどはずぶずぶはまってしまって抜け出せない面白さ!!……続きを読む
第二部『穢れの町』
書名:『穢れの町 (アイアマンガー三部作2)』
(エドワード・ケアリー/東京創元社)
平均pt:★★★★…(4.5pt)
書評数:8件
書籍詳細URL:http://www.honzuki.jp/book/247830/
内容紹介
ロンドンに追放された屑屋敷のロミオをジュリエットを待つ運命は?
月桂樹の館で暮らす男の子ジェームズ。ある日館を逃げ出したジェームズは、フィルチングの町で、決して使うなと言われていた金貨でパンを買ってしまう。それがとんでもない事態を招くとも知らず……。物の声を聞く能力をもつクロッド・アイアマンガーと、勇敢な召使いのルーシー。世にも奇妙で怖ろしい運命に見舞われた二人の未来に待つのは? 堆塵館に何が起きているのか。著者本人によるイラスト満載。『堆塵館』で読書界に衝撃を与えた三部作第二部。 解説=深緑野分
ピックアップ書評(oldmanさん)
「あ~あ 読み終わっちゃたよぉ」という思いと「半年間どうしよう…」という想いと…もうゴミロス症候群です。……続きを読む
第三部『肺都』
書名:『肺都(アイアマンガー三部作3)』
(エドワード・ケアリー/東京創元社)
平均pt:★★★★★(5pt)
書評数:5件
書籍詳細URL:http://www.honzuki.jp/book/257496/
内容紹介
アイアマンガー三部作堂々完結。
穢れの町は炎に包まれ、堆塵館は崩壊した。生き延びたアイアマンガー一族は館の地下から汽車に乗り、命からがらロンドンに逃れる。だが、そのロンドンは闇に侵食され、人々のあいだには奇怪な感染症が蔓延していた。この町にいったいなにが起きているのか? そしてアイアマンガー一族のおそるべき野望とは? 一族に反発するクロッド、瓦礫のなかから脱出したルーシー……。物語はいかなる想像をも凌駕する驚天動地の結末を迎える。アイアマンガー三部作堂々完結。訳者あとがき=古屋美登里
ピックアップ書評(ぴょんはまさん)
待ちに待ったアイアマンガー三部作最終巻の舞台は、ヴィクトリア女王の倫敦LONDON、一族の呼び名ではLUNGDON「肺都」。ある意味予想通りだが、想像を遥かに超えるスケールで「物・語り」は完結。……続きを読む
いかがだったでしょうか。書評を読むと独特な世界観と、その世界の人間を、情景を、風景を、それはもう素晴らしく書き上げている作品であることが分かります。
この機会に1作目から読み始めるのはいかがでしょうか?
献本応募の受付は2/6 16:59までになっていますので、ぜひぜひご応募くださいね!
『肺都(アイアマンガー三部作3)』に応募する
本の感想は、本が好き!へ投稿してみてくださいね。
会員登録はこちらから。