こんにちは! ブログ記事を書いているときは常に音楽と一緒の本が好き!編集部の和氣です!
音楽っていいですよねえ。
つらいとき悲しいときどんなときでも音楽があればどうにかなる気がします……それは言い過ぎか。とはいえ、音楽がいろいろなことの支えになるのは事実だと強く主張したいワタクシであります。
それはそうと、基本的には聴いて楽しむ音楽ですが、素晴らしい曲やミュージシャンに出会うとこう思うわけです。
「この曲はどうやってできたんだろう?」「このひとは何でこんな素敵な音楽を奏でられるんだろう?」「ジャズってかっこいいけどどうやって生まれたんだろう?」などなど。
そんな疑問に答える音楽本なるものが日本にはたくさんございます。
ミュージシャンに迫ったものやジャンルに迫ったもの。音楽の効能や社会的背景などなどそれぞれ全く違ったアプローチではありますが、どれもこれも音楽についての本。
本日の書評ピックアップ!ではそんな読んでもたのしめる音楽本の書評を取り上げようと思います。
ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い
ひとつめの書評はタカラ~ムさんによる『ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い』の書評です。
アフリカの飢餓に苦しむ人々のために立ち上がったアメリカを代表するアーティストたち。だがそれは、呪いの序章だった!?
書名のヒキもすごいですが、タカラ~ムさんのひとこと書評も素晴らしいヒキです。思わずクリックし、書評を読んだらもう虜。あなたは買わざるを得な~い。
そんな名書評でありました。
マイケル・ジャクソン
次のナンバー、ならぬ一冊は『マイケル・ジャクソン』。sugar man さんによる書評です。
だが、それでもマイケルに対するリスペクトの念はここまで爽やかに書かれた書物を読んでしまったことで(そう、極めて平易な記述に読んでいながら、涼しい風が吹き抜けて行くような風通しの良さというか「爽やかさ」を感じたのだった)増してしまった。
この書評。sugar manさんのことと、本書を読んだことで、マイケル・ジャクソンに対する見方がどう変わったのか(変えさせられたのか)が良く分かる内容となっています。これ自体でもうひとつの読み物としてたのしめる書評でした。
プリンス論
3つ目の書評はタカラ~ムさんによる書評で『プリンス論』。マイケル・ジャクソンの次はプリンです。
本書は「プリンス論」と大仰に構えているが、そのタイトルにも負けないプリンス論がきっちりと書き込まれている。自らの音楽体験と、プリンスというアーティストに対する計り知れないリスペクトが相乗効果となり、プリンスの本当のスゴさをもっと知ってもらいたい、という著者の熱い思いが伝わってくるように感じる。
著者の西寺郷太氏がプリンスをどう描くかに興味を持ったというタカラ~ムさん。先の『ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い』と同時期に出版された本であることにも触れるなど西寺郷太氏がお気に入りのようです。
むしろ、タカラ~ムさんの西寺郷太氏に対する熱い思いが伝わってきました。
クラシックの核心: バッハからグールドまで
ポップス、ロックと続いてまいりましたが、4冊目はクラシックです。ふらりんさんによる『クラシックの核心: バッハからグールドまで』の書評です。
私の中でクラシックのイメージは、堅い、聞く人が限定される、コンサートのテレビ番組を見て、曲が終わったのになんで観客は拍手をしないのか?(音は止まったが曲は終わっていないかららしいが、そこが全く分からない) など、偏見の固まりであった。
実はワタクシ、クラシックのことはほとんど知りません。
なので、このふらりんさんの書評を読みながら、「なるほど。そうやって偏見が減っていったのか」「分からないながらも読み通せる本なんだ」などいろいろな発見をいただきました。ふらりんさん、どうもありがとうございました。
ニッポン大音頭時代:「東京音頭」から始まる流行音楽のかたち
今日の最後は音楽から社会に迫るご本。祐太郎さんによる『ニッポン大音頭時代:「東京音頭」から始まる流行音楽のかたち』の書評です。
子ども時代に踊りましたねー、音頭。その音頭がどうやって成り立っていったのかについて書かれた本だそうです。読みごたえがある書評でした。
読みたい本は見つかったでしょうか?
ではまたあした~