【本が好き!ランキング】今週の1位は、翻訳小説をあまり読まない人にも人気の異世界ファンタジー『毒見師イレーナ』!

こんばんは。本が好き!編集部の東郷です。

2018年6月11日~2018年6月17日の人気書評ランキングを発表します。

1位
毒見師イレーナ
書籍:毒見師イレーナ
(マリア・Vスナイダー/ハーパーコリンズ・ ジャパン)
レビュアー:かもめ通信さん 得票数:37
書評掲載日:2018-06-11 06:25:46
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/233023/review/203759/

どうやら私、まんまと罠にはまってしまったようだ。

その日、イレーナは絞首刑に処せられるはずだった。
なぜなら彼女は人を殺したから。……続きを読む

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2位
珍獣の医学
書籍:珍獣の医学
(田向健一/扶桑社)
レビュアー:ぽんきちさん 得票数:34
書評掲載日:2018-06-12 11:07:15
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/263173/review/206099/

珍獣の治療に必要なのは、向学心と創意工夫、情熱、そして度胸。

ペットの診察にあたる、臨床獣医師のエッセイである。
著者の田向健一先生は、基本、どんなペットも診る。犬や猫などペットとしてお馴染の動物だけでなく、いわゆる「珍獣」も診る獣医さんだ。……続きを読む

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3位
サラの旅路―ヴィクトリア時代を生きたアフリカの王女
書籍:サラの旅路―ヴィクトリア時代を生きたアフリカの王女
(ウォルター・ディーンマイヤーズ/小峰書店)
レビュアー:Wings to flyさん 得票数:31
書評掲載日:2018-06-13 18:31:04
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/256436/review/206065/

与えられた場所で、与えられた人生を毅然と生き抜いた女性の勇気。

1848年、西アフリカでエクバドという国が隣国に攻め込まれ滅亡した。ひとりの王女を除いて王族は皆殺しになり、その王女も儀式の生贄として二年後に殺されるはずだったが、イギリス海軍士官に救われる。本書は「黒人の王から白人の王への贈り物」としてイギリスへ渡った王女の人生を追ったノンフィクションである。……続きを読む

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3位
緑の扉は夢の入口 (第一の夢の書)
書籍:緑の扉は夢の入口 (第一の夢の書)
(ケルスティン・ギア/東京創元社)
レビュアー:かもめ通信さん 得票数:31
書評掲載日:2018-06-13 09:19:09
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/262901/review/205436/

【噂の扉】書評サイト本が好き!のブログ。お届けするのは私、シークレシー。みんなの中にいて、秘密はなんでも知っている。(注:このレビューは作中に登場する学園ネタブログを模倣する形式で書かれています。)

○月×日

もうおなじみのみんな、またブログをのぞきにきてくれてありがとう。
このブログをはじめてのぞいたきみ、わたしが誰だかなんて詮索しないこと。
大して重要なことではないのだから。……続きを読む

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3位
アガサ・クリスティー完全攻略
書籍:アガサ・クリスティー完全攻略
(霜月蒼/講談社)
レビュアー:efさん 得票数:31
書評掲載日:2018-06-11 05:09:44
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/221205/review/206030/

な、何ですって! これがクリスティのベスト10ですって?!

と、思わず叫んでしまいそうになる本です。
ミステリ評論家である著者は、これまでに数千冊に及ぶミステリ作品を読破してきたというのに、クリスティの作品はわずかに7冊しか読んでこなかったと言います。
何故そんなに読まなかったのかという理由について、著者は、「クリスティはこういう風におもしろい」という説明を目にしたことが一度も無かったからだと書いています。……続きを読む

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6位
シャーロック・ホームズ傑作短編集
書籍:シャーロック・ホームズ傑作短編集
(コナン・ドイル/IBCパブリッシング)
レビュアー:三毛ネコさん 得票数:30
書評掲載日:2018-06-11 05:49:22
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/83536/review/206033/

ホームズが活躍する短編集です。読んだことのない作品もあり、楽しく読めました。

・ライゲートの謎 ワトソンに誘われ、休暇をライゲートで過ごすことにしたホームズ。そこで奇妙な盗難事件のことを耳にする。金持ちのアクトン家から本、ロウソク、文鎮、一巻きの糸などが盗まれたのだ。なんとも変わった取り合わせである。……続きを読む

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7位
影の子
書籍:影の子
(デイヴィッド・ヤング/早川書房)
レビュアー:Wings to flyさん 得票数:29
書評掲載日:2018-06-11 14:38:57
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/265518/review/206051/

舞台は東西冷戦時代の東ドイツ。人民警察の女性捜査官が、ベルリンの壁の近くで見つかった死体の正体を追う。

裏表紙の紹介文に「社会主義国家での難事件を描き、CWA賞に輝いた歴史ミステリの傑作」とある。……続きを読む

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7位
異世界食堂 1
書籍:異世界食堂 1
(犬塚惇平/主婦の友社)
レビュアー:波津雪希さん 得票数:29
書評掲載日:2018-06-11 05:25:14
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/225929/review/206031/

7日に一度、洋食屋の扉が異世界と繋がり、異世界から客がやって来る摩訶不思議な食堂の話です。

オフィス街に近いビルの地下一階にある『洋食のねこや』は

平日の昼と夜は、オフィス街から人が繰り出し繁盛している。……続きを読む

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9位
図説世界史を変えた50の動物
書籍:図説世界史を変えた50の動物
(エリックシャリーン/)
レビュアー:あかつきさん 得票数:28
書評掲載日:2018-06-15 12:39:25
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/201736/review/172751/

「もし進化の道が数回違う方向に向かっていたら、知能の高い鶏が『南部風フライド人間ナゲット』のお買い得バーレルを食べていたかもしれない」…
綺麗な本です!

実物の写真より絵画に重きを置き、ちょっと古びた紙に似せた凝った装丁。すてき。
でも、書いている内容は現代的で、ちょっぴり皮肉も効いて面白い。……続きを読む

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9位
騙し絵の牙
書籍:騙し絵の牙
(塩田武士/KADOKAWA)
レビュアー:たけぞうさん 得票数:28
書評掲載日:2018-06-11 21:23:19
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/254365/review/205621/

本が売れない。翻弄される編集長の物語。

デビュー作の盤上のアルファの評判がかなり高く、ずっと読んでみたかった
作家さんです。この作品の題材は、雑誌の出版です。
月刊誌のトリニティを取りしきる速水が、出版不況の波におされて
雑誌存続をかけて七転八起するお話です。……続きを読む

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9位
空海の風景〈下〉
書籍:空海の風景〈下〉
(司馬遼太郎/中央公論社)
レビュアー:はるほんさん 得票数:28
書評掲載日:2018-06-12 09:37:08
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/12688/review/206020/

空海は──北斗神拳継承者である。

上巻の続き。

空海の話をするには「密教」が不可避だ。
コレを分かりやすく説明できないだろうかと考えていたのだが
北斗の拳に例えてみようと思う。……続きを読む

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12位
プリズンホテル〈1〉夏
書籍:プリズンホテル〈1〉夏
(浅田次郎/集英社)
レビュアー:darklyさん 得票数:27
書評掲載日:2018-06-13 19:51:25
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/1265/review/204953/

希代のストーリーテラーによる鉄板の面白さ

極道小説で売れっ子になった木戸孝之介は極道の叔父が経営するホテルに招待され、愛人の清子とともに向かった。……続きを読む

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13位
俳句の図書室
書籍:俳句の図書室
(堀本裕樹/KADOKAWA)
レビュアー:さまよいくらげさん 得票数:26
書評掲載日:2018-06-11 08:18:23
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/265434/review/206028/

言葉の意味を使い切るということ。

俳句と短歌は間違えられやすい。575なのが俳句で、57577なのが短歌。季語が(原則)必要なのが俳句で、必要ないのが短歌。「一句」と数えるのが俳句で、「一首」と数えるのが短歌だ。……続きを読む

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13位
羊と鋼の森
書籍:羊と鋼の森
(宮下奈都/文藝春秋)
レビュアー:BOOKSHOP LOVERさん 得票数:26
書評掲載日:2018-06-13 13:26:58
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/229710/review/206183/

表現が素晴らしいということに尽きるなと。

熊本のまるぶん金龍堂で購入。あの河童の店である。

さて、本書については2016年の本屋大賞にもなっていることだし内容についてはそんなに触れなくても良いだろう。簡単にまとめると、学生時代にある調律師の出す音に出会った主人公が一流の調律師を目指す話だ。……続きを読む

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15位
むすびや
書籍:むすびや
(穂高明/双葉社)
レビュアー:薄荷さん 得票数:25
書評掲載日:2018-06-11 07:26:01
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/265644/review/206038/

絶妙なにぎり加減のあったかい「おむすび」は、どんな日本人の心も癒すのです。

出現するおにぎりはもれなくおいしそうだし、穏やかなオムニバス形式のストーリーは爽やかなラストまでのんびりと楽しめます。
まずはぜひ、目次をお召し上がりください。……続きを読む

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