こんにちは! 本が好き!編集部の和氣です!
2018年5月の人気書評ランキングの発表です!!
(同じレビュアーさんが違う書評でランクインしていた場合はより上位の書評のみを掲載。つまり2018年5月で、投票数が上位だった10人の書評が掲載されています!)
1位
書籍:『日本人の恋びと』
(イサベル・アジェンデ/河出書房新社)
レビュアー:yukoさん 得票数:54
書評掲載日:2018-05-04 17:50:37
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/262929/review/203159/
生涯の愛とは、あなたにとっては、どんな愛ですか?
イリーナ・バジーリィ、モルドバ出身の若い移民女性。
彼女は二〇一〇年、二十三歳のときからラーク・ハウスという高齢者用レジデンスで働き始めました。……続きを読む
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2位
書籍:『世界を変えた100人の女の子の物語』
(エレナ・ファヴィッリ、フランチェスカ・カヴァッロ/河出書房新社)
レビュアー:かもめ通信さん 得票数:49
書評掲載日:2018-05-07 05:41:44
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/262888/review/202659/
一気に読もうと思うなかれ。少しずつ読むのが○。ときどき派生読書に進むのもよし。
原題は「Good Night Stories for Rebel Girls」
クラウドファンディングで資金を募ったところ、史上最高額を集めたという話題の本。
世界36国で発売され、 累計100万部突破しているのだとか。……続きを読む
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3位
書籍:『南極1号伝説 ダッチワイフからラブドールまで-特殊用途愛玩人形の戦後史』
(高月靖/バジリコ)
レビュアー:はるほんさん 得票数:45
書評掲載日:2018-05-02 19:28:24
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/197087/review/203401/
マジメな本です(キリッ)電車では読めないけど
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4位
書籍:『ヒストリア』
(池上永一/KADOKAWA)
レビュアー:ぽんきちさん 得票数:41
書評掲載日:2018-05-03 10:59:10
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/253222/review/203492/
沖縄戦で死の瀬戸際に立った少女は魂(マブイ)を落とす。失われた魂を求めて、少女の波乱万丈の人生が始まる。
629ページの大部。
物語の場面は沖縄からボリビアへとダイナミックに転換する。
沖縄の地上戦、ボリビアの日本人移民、ナチスの残党、キューバ危機、ゲバラ。
実際の歴史的事件・人物の間を縫って駆け抜けるのは、沖縄生まれの美女・知花煉(ちばな れん)である。……続きを読む
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5位
書籍:『奇子 (下)』
(手塚治虫/角川書店)
レビュアー:darklyさん 得票数:40
書評掲載日:2018-05-15 20:22:44
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/80159/review/203965/
奇子は下人なのか。手塚治虫は長い話にする構想があったと聞くがここで話が終わることにより奇しくも羅生門のような読後感が生まれる。
下巻に入ると、天外家の混迷は更に拍車がかかり崩壊の一途を辿る。そのような中、奇子は家を脱走し、奇子にずっとお金を送っていた祐天寺富夫を探して東京に行く。祐天寺富夫とは仁朗の変名である。ずっと地下で暮らしていた奇子は当然ながら社会性は全く身についておらず周りの人間は困惑するが、天真爛漫な魅力が男たちを惹きつける。……続きを読む
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5位
書籍:『見知らぬ顔』
(アンペリー/東京創元社)
レビュアー:Wings to flyさん 得票数:40
書評掲載日:2018-05-01 14:50:55
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/207801/review/203343/
主役の警部は記憶喪失。設定を生かし切ったストーリー展開に、手に汗握りっぱなしの時代ミステリ。
シャーロック・ホームズ登場の少し前、クリミア戦争終結の少し後、19世紀半ばのロンドンを舞台にしたミステリである。この小説の最大の面白さは、殺人事件を追う主役の警部が、記憶喪失だということだ。……続きを読む
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7位
書籍:『にあんちゃん』
(安本末子/角川書店(角川グループパブリッシング))
レビュアー:mono sashiさん 得票数:39
書評掲載日:2018-05-13 00:12:46
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/1491/review/204168/
九州の100冊シリーズ② ~佐賀県・安本末子~ 昭和二十年代末、小学三年生の安本末子さんが、両親が亡くなってから一年半あまりの生活を綴った日記です。
「にあんちゃん」は、昭和二十年代末、小学三年生の安本末子さんが、両親が亡くなってから一年半あまりの生活を綴った日記です。昭和三十三年に出版されてベストセラーとなり、今村昌平監督によって映画化もされました。安本家は人口四千人ほどの佐賀県・大鶴鉱業所のある炭鉱町に暮らしていますが、病で両親を亡くしたことから、長兄の東石さん(二十歳)が一家を支える、きびしい生活を強いられています。……続きを読む
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8位
書籍:『三四郎』
(夏目漱石/青空文庫)
レビュアー:哀愁亭味楽さん 得票数:40
書評掲載日:2018-05-21
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/218443/review/204657/
「三四郎」のとんでもなくすごい214文字の話。
えー、相も変わりません。本日もまた眉唾物の素人講釈にお付き合いいただきたく。
本日ご紹介したいのは、夏目漱石の「三四郎」でございますが、本日は、本書の以下の部分についてピックアップして講釈垂れさせて頂きたいわけです。
……続きを読む
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9位
書籍:『悲しくも笑える左利きの人々』
(渡瀬けん/KADOKAWA/中経出版)
レビュアー:薄荷さん 得票数:37
書評掲載日:2018-05-14
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/264685/review/204261/
左利きは、右利き社会でちょこっと辛いときがあるんです。
私が初めて絶望を知ったのは、幼稚園の紙工作「トラック」。
ハサミを左でしか使えない私は他のみんなのように紙がキレイに切れず、作り上げたトラックでみんなが遊ぶ中、ボロボロのトラックを背に隠して隅っこでちっちゃくなってた記憶が苦く焼きついています。……続きを読む
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10位
書籍:『八幡炎炎記』
(村田喜代子/平凡社)
レビュアー:Kuraraさん 得票数:36
書評掲載日:2018-05-17
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/263680/review/204275/
人間なんてららーらららららーらー♪
人間誰しも蓋を開ければ、時に情けなかったり、気弱だったり、
小ずるかったりするわけだけど、そんな人間臭さや愚かさを
正面から見るような場面はめっきり少なくなった。……続きを読む
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