こんにちは! 本が好き!編集部の和氣です!
2018年4月の人気書評ランキングの発表です!!
(同じレビュアーさんが違う書評でランクインしていた場合はより上位の書評のみを掲載。つまり2018年4月で、投票数が上位だった10人の書評が掲載されています!)
1位
書籍:『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』
(川上和人/新潮社)
レビュアー:はるほんさん 得票数:48
書評掲載日:2018-04-23 06:38:33
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/247403/review/199780/
この本を読んだからって、トリが好きだと思うなよ。
このタイトルはずっと気になっていた。
よもやトリ嫌いでトリを職業にした勇者がいるのかと──……続きを読む
—————————
2位
書籍:『隣のずこずこ』
(柿村将彦/新潮社)
レビュアー:Yasuhiroさん 得票数:47
書評掲載日:2018-04-10 07:15:14
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/263313/review/201624/
へんてこな題名に惑わさるでないぞ!久々に復活したファンタジーノベル大賞2017受賞作だぞ、それもモー様、モリミー、陸さん三人一致で選ばれたんだぞ。えっ、かえって怪しげだって?…..わしもそう思う。
諸般の事情で一旦終了していた日本ファンタジーノベル大賞が復活するのを知ったのは、去年の萩尾望都x森見登美彦対談でのこと、しかも審査員がこのお二人+恩田陸センセイの三名(下記写真はその時のスライド)という、モロに私好みのメンバー。
で、受賞作を楽しみにしておりましたが先日発表がありました!見事栄冠に輝いたのは、、、……続きを読む
—————————
3位
書籍:『忘れられたベストセラー作家』
(小谷野敦/イースト・プレス)
レビュアー:かもめ通信さん 得票数:46
書評掲載日:2018-04-03 23:41:06
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/262732/review/200939/
こういう本を手に取ると、今読んでいるこの本の50年先は……ついつい考えてしまうよね。
『もてない男』というベストセラーをもち
『このミステリーがひどい!』という著作でも知られているという著者の新刊。……続きを読む
—————————
4位
書籍:『さよなら、ブラックハウス』
(ピーターメイ/早川書房)
レビュアー:yukoさん 得票数:45
書評掲載日:2018-04-15 21:02:51
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/241580/review/202188/
息子を轢き逃げで失った刑事フィン。故郷を捨てたフィンは、生まれ育った島で起きた同級生の殺人事件によばれます・・・ 少年時代の苦い思い出と殺人事件が交錯する、ミステリーでありながらほろ苦い青春物語。
一人息子を轢き逃げ事件で亡くした刑事フィンは休職中。
妻とは息子を亡くして以来ぎくしゃく。もはや離婚寸前といった状態。そんなフィンが職場に呼び出され、無理矢理復職を命じられます。
それは息子が亡くなる前フィンが担当した殺人事件に手口が似ているという殺人事件。……続きを読む
—————————
5位
書籍:『劇場』
(又吉直樹/新潮社)
レビュアー:darklyさん 得票数:41
書評掲載日:2018-04-15 07:00:58
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/248816/review/201919/
芸人の書いた小説というカテゴリはもういいのではないか。
誰もが知っている又吉氏の二作目の小説です。
物語は上京し、何者にもなれない劇団の主催者永田とひょんなことから付き合うようになった沙希との恋を軸にしながら、永田が周りの人々との交わりを通じて内省的に自分というものを見つける物語です。……続きを読む
—————————
6位
書籍:『4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した』
(マイケル・ボーンスタイン、デビー・ボーンスタイン・ホリンスタート/NHK出版)
レビュアー:ぽんきちさん 得票数:41
書評掲載日:2018-04-16 20:15:21
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/263641/review/202347/
苛酷な運命を生き延びた、驚くべき一族の物語 #4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した #NetGalleyJP
若い世代向けに書かれているが、すべての世代におすすめできる心揺さぶるノンフィクション。……続きを読む
—————————
7位
書籍:『五足の靴』
(五人づれ/岩波書店)
レビュアー:mono sashiさん 得票数:40
書評掲載日:2018-04-07 21:23:40
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/239469/review/201642/
郷土作家シリーズ③ 『明星』の詩人たちが、約1ヶ月にわたり北部九州を巡遊した際の、旅の記録をまとめた本書。九州の土を鳴らしたその足跡は、若き日の溌剌とした輝きと過ぎ去った時の儚さを感じさせる。
佐賀県唐津市に、桜の名所として有名な鏡山がある。標高は三百メートルにも満たない小ぶりな山だが、春の折には山頂へつづく道の両脇を桜がいっせいに染めあげ、頂上からは市街地の向こうに、真っ青に水平をわたる唐津湾と国の名勝・虹の松原とを見晴るかす、絶好の展望所である。……続きを読む
—————————
8位
書籍:『日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか』
(内山節/講談社)
レビュアー:哀愁亭味楽さん 得票数:39
書評掲載日:2018-04-15 14:46:20
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/97854/review/202236/
私たちは3つの歴史の中で生きている。
キツネが人を化かす、という話は多くの人が聞いたことがあるでしょう。関西であればタヌキの方がメジャーかな。キツネは見たことないですから。本書によるとムジナ(アナグマ)やイタチが人を騙す、といった話もあるそうです。……続きを読む
—————————
9位
書籍:『許されざる者』
(レイフ・GW・ペーション/東京創元社)
レビュアー:たけぞうさん 得票数:38
書評掲載日:2018-04-21
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/261465/review/201361/
本邦初翻訳の作家さん。鳴り物いりです。
スウェーデンミステリー界の重鎮とのことです。
大学で学んだあと、国家警察委員会で十年ほど務めます。
同時期にスウェーデン統計局のコンサルや、社会省の科学アドバイザーなども
請け負っていますのでフリーランスなのでしょうか。
日本では馴染みのない働き方ですが、いろいろな仕事を引っ張れる
才能があるのですね。……続きを読む
—————————
10位
書籍:『グリーンフィンガー 約束の庭』
(ポールメイ/さえら書房)
レビュアー:Wings to flyさん 得票数:36
書評掲載日:2018-04-24
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/108144/review/202881/
根付くに適した土壌と養分があれば、成長してゆくのは人間も同じなんだ。少しずつ伸びて、いつかきっと花が咲く。 #やまねこ祭
雑草をむしりながら土の匂いを嗅ぐ、今年もちゃんと咲いてくれたと思いながら花を見る。風に吹かれて揺れる草木の音を聞いて、モヤモヤ感がいつの間にか晴れている。狭い庭をいじくりまわしているだけなのだけど、園芸作業は心に効く!このお話の主人公ケイトも、庭仕事を通じて自分を立て直した少女である。……続きを読む
—————————