『ソシオパスの告白』を医学・心理学・精神医学の専門出版社・金剛出版様からいただきました!
皆さんは「ソシオパス」という言葉を知っていますか?
にわかに話題になりつつあるこの言葉。サイコパスと似ている言葉なので、同じような人のことを指しているのかと思うかもしれませんが、違うものです。
ソシオパスとサイコパス(精神病質)はどちらも医学的には「反社会性パーソナリティ障害」に分類され非常に似ています。
そして社会全体の3%ほどの人は反社会性パーソナリティー障害を持っていると言われています。
また女性よりも男性に多く見られます。
ソシオパスは親の教育などによる後天的なものであり、サイコパスは生まれ持った性格気質など先天的なものとして位置付けられています。
またソシオパスは幼少期の精神的肉体的虐待がトラウマとなっている場合もあります。
もちろんソシオパスの全てが悪質な犯罪者になるとは限りません。
しかしソシオパスの典型的な特徴として、自分以外の人間の感情や権利を軽視するという面があります。
本書はソシオパスと診断された著者のM・E・トーマスが、自身の体験をもとに「ソシオパスとは何か」について紹介していきます。上述の説明だけみると恐ろしい人たちのように思うかもしれませんが、「じゃあどういう人たちなのか」と言われても具体的には分からないと思います。
本書ではそんなソシオパスが、いったいどんな人たちなのか。何ができて何ができないのか、について良く知ることができます。
出版するのは主に医学・精神医学・心理学などの学術専門書を49年間出版し続けている金剛出版様です。長年の出版経験に基づいた確かな本だということが、そのことからもお分かりいただけるかと思います。
今回、はじめて書籍をご恵贈いただきました! 本が好き!レビュアーの皆様がどんな書評を書かれるのかこれから楽しみです!
もしかしたらあなたの隣にいるかもしれないソシオパスのことを知るための本。ぜひご応募お待ちしております!!
現代社会で時として遭遇する、身勝手で自己中心的な人々。ソシオパスとはどのような人間なのだろうか?
<編集者さんに聴きました!>
【どんな方にオススメ?】
サイコパス、犯罪心理、脳科学などに興味のある方。
【編集者からのメッセージ】
本書の目的は、ソシオパスを再定義し、あるいは少なくともそれに伴う偏見を排除することにある。そして、著者は見事にその両者を達成した。
【概要】
現代社会で時として遭遇する,あまりに身勝手で自己中心的な人々……。ソシオパスとはどのような人間なのだろうか? 成功しているソシオパスも存在し,犯罪行為に及ばないソシオパスは米国の人口の4パーセントに上るといわれています。本書は,自伝でもあり,興味深い現象への入門書でもあります。読者にソシオパスの心理を紹介する旅へと誘い,ソシオパスについての誤解を解きながら,それを解説し,読者の人生に現れるソシオパスといかに向きあうかの青写真を示します。ソシオパスと診断された現役の弁護士である著者の経験をもとに,「ごく当たり前の所に潜んでいる」このような男女をはじめて明らかにしようとした科学的文献です。
【目次】
第1章 私はソシオパス、そしてあなたも
第2章 ソシオパスの診断
第3章 ソシオパスは不気味で、変わっている
第4章 広い世界の中の小さなソシオパス
第5章 私は神の子
第6章 聖人、スパイ、そして連続殺人犯
第7章 感情と人を破滅させる技
第8章 私を愛さないで
第9章 ソシオパスを育てる【書籍詳細】
著者: M・E・トーマス
出版社: 金剛出版
頁数: 360P
発売日: 2017年02月10日
ISBN: 9784772415385