こんにちは。5月に入りましたね。今年も残すところ3分の2。あっという間ですね。
ちょうどゴールデンウィークですし、この四ヶ月を一旦整理してやり残したこと、新しいことをスタートしたいな、と考えています!
1位
“他の作家による現代語訳と比べて、一番目立つ特徴はなんといっても和歌の扱いでしょう。”
書籍:『源氏物語 56 夢の浮橋』
(紫式部/)
レビュアー:かもめ通信さん
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/216595/review/120225/
宇治十帖の最終巻にして源氏物語のエンディング。読み比べ企画へのスタートにもなったと思うと、なんだかドラマティックですね。堂々の一位ランクインです。
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2位
“読んでいくうちに、なぜ自分が学生時代に日本酒が苦手だったのか、なぜ最近楽しめるようになってきたのか明確に分かった。”
書籍:『知識ゼロからの日本酒入門』
(尾瀬あきら/幻冬舎)
レビュアー:たけぞうさん
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/64463/review/120038/
”アル添”や”三倍増醸酒”、というのもあるんですね。
飲み比べると、やっぱり味も違うのでしょうか?
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3位
“江戸城でも京の様式で生活した和宮は
江戸の奥向きにはあまり評判が良くなかったらしく
家茂の義母とも、恐らく日本で一番セレブな嫁姑戦争(笑)を繰り広げる。”
書籍:『和宮お側日記』
(阿井景子/光文社)
レビュアー:はるほんさん
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/57761/review/120149/
お菓子づくりの好きな将軍として知られている家茂。なんかかわいいですが、嫁姑はそうほのぼのした様子でもなかったようです笑
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3位
“本書で知りたくなかったが知ってしまった情報。
クマ、腹 減 っ て な く て も 何 と な く 食 う んだって。
なんだよその女子高生かOLみたいな食べ方はよ!
ダイエットに年中失敗してるオバチャンみたいな生態はよ!!
なにもう煎餅感覚なの?イヤぁぁ、自分で言ってて怖いいぃぃぃ(|||゚Д゚)”
書籍:『シャトゥーン ヒグマの森』
(増田俊也/宝島社)
レビュアー:はるほんさん
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/47669/review/120333/
(((((((( ;゚Д゚)))))))ガクガクブルブルガタガタブルガタガクガク
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3位
“さぁさぁさぁ、この本は凄いぞ。凄過ぎてクマーの恐怖を忘れたくらい。
なんとクマーと50人の老婆が闘うのだ。”
書籍:『デンデラ』
(佐藤友哉/新潮社)
レビュアー:はるほんさん
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/179787/review/120375/
どんな本だよ! とツッコミを入れてしまいました笑 はるほんさんのクマー三部作連続ランクイン!面白すぎます!
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6位
“それにしても、作者は、「ぬか床」ひとつで、よくこんな珍妙な話を作り上げたものである。その想像力には脱帽だ。”
書籍:『沼地のある森を抜けて』
(梨木香歩/新潮社)
レビュアー:風竜胆さん
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/16128/review/120254/
ぬか床が中心の物語とは…本当に、すごい想像力ですね!
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7位
“タイトルの「朱鳥」とは、毒蛇を餌とし、その身の内に強い毒を蓄えた唐国の伝説上の鳥だそうだ。本書には、思いも寄らない見地から古代史を辿る面白さがある。”
書籍:『朱鳥の陵』
(坂東眞砂子/集英社)
レビュアー:Wings to flyさん
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/203011/review/120405/
重厚そうな物語で、面白そうです。思いがけない視点を提供してくれる所が、小説を読む楽しさであったりしますよね。
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7位
“あるいは素朴で滋味にあふれ、あるいは繊細に口でほどける。形はさまざまだが、シンプルな風合いのものが多い。長い年月、愛されてきた菓子たちは、その佇まいも味わい深い。”
書籍:『郷土菓子: ふるさとの味を旅する』
(太陽の地図帖編集部/平凡社)
レビュアー:ぽんきちさん
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/216654/review/120315/
個人的には落花生もなかが気になりました。お菓子めぐりの旅、なんていうのも楽しそうですね!
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9位
“与謝野版との比較でいうならば、一番のセールスポイントは、和歌に意訳を含めた注釈がついていること。”
書籍:『潤一郎訳源氏物語 (巻1)』
(紫式部/中央公論新社)
レビュアー:かもめ通信さん
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/114283/review/120240/
かもめ通信さんの源氏読み比べ第一弾ですね。
明治期に言葉の「断絶」がある日本語は、古典を読むときには不便もありますが、翻訳によって新たな解釈が発見される楽しさもあると思います。読み比べてみると読みの深さが広がりそうです。今後が楽しみな企画です!
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9位
“3つのステップで、学校で、職場で、ご近所で、サークルで、女子の悩ましい人間関係からの脱出(!)方法を指南してくれる。”
書籍:『女子の人間関係』
(水島広子/サンクチュアリ出版)
レビュアー:よみかさん
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/216479/review/120306/
男の自分には「なるほど、そうなんですね」という感じです。そういう男性陣もこの本を読んで勉強するのもいいかもしれません。
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9位
“紛争地域が主題の本、しかも500ページというかなりの大部である。
読む方としては身構えるわけだが、これが予想を覆して「おもしろい」。”
書籍:『謎の独立国家ソマリランド』
(高野秀行/本の雑誌社)
レビュアー:ぽんきちさん
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/206281/review/120232/
◯ィズニーランドみたいなやつかと思ったら全然違いましたね。紛争問題を笑いを交えた語りで論じる本は、問題の認知を広げるためにも、重要である気がします。
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9位
“ディケンズのちょっと古風なユーモア、愛と善意を謳いあげる作風は、ホロリとさせてじんわり胸に温かい灯をともす。”
書籍:『炉ばたのこおろぎ』
(ディケンズ/新潮社)
レビュアー:Wings to flyさん
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/216027/review/120214/
目の前の人を大切にする、信じる。シンプルですが、それが一番大事ですね。
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いかがでしたでしょうか?今日は源氏に始まりクマーにぬか床と、バラエティ豊かな書評がランクインしていましたね!
来週もお楽しみに!
編集部 いけだ