こんばんは! 本が好き!編集部の和氣です!
2018年1月の人気書評ランキングの発表です!!
今回から2017年の年間ランキングと同様、同じレビュアーさんが違う書評でランクインしていた場合はより上位の書評のみを掲載。つまり2018年1月で、投票数が上位だった10人の書評が掲載されています!
1位
書籍:『天文の世界史』
(廣瀬匠/集英社インターナショナル)
レビュアー:KIKUさん 得票数:50
書評掲載日:2018-01-12 19:01:28
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/259104/review/195284/
暦を制するものが天下を制する! ―天文学の歩みは人類の歴史とともにあったと言っても過言ではない。……続きを読む
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2位
書籍:『少女小説から世界が見える』
(川端有子/河出書房新社)
レビュアー:かもめ通信さん 得票数:46
書評掲載日:2018-01-26 06:26:08
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/114999/review/193500/
そうそう、私も常々思っていたの!あしながおじさんのジュディはなぜ作家にならずに、資産家夫人に収まってしまったのかって!……続きを読む
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2位
書籍:『本陣殺人事件』
(横溝正史/角川書店)
レビュアー:yukoさん 得票数:46
書評掲載日:2018-01-04 21:30:04
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/128247/review/194687/
年末年始、勝手に金田一耕助フェア中につき、金田一耕助初登場作品からスタートでございます!……続きを読む
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4位
書籍:『センセイの鞄』
(川上弘美/文藝春秋)
レビュアー:Yasuhiroさん 得票数:45
書評掲載日:2018-01-22 11:51:46
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/184278/review/195491/
川上弘美初挑戦、まずは一番有名なこの作品から。ゆる~い感じが良い作品なのでゆる~くレビューしてみよう。
昨年度は女性作家としてルーチンの方々に加えて、江國香織をかなり読んだのですが、江國が好きなら川上弘美はいかがですか、と三太郎さんからアドバイスを受けました。
その時のアドバイスによると、このお二人かなりお互いを意識しているらしいです。早速ネットで調べてみると、うん、どっちも美人だ、こりゃ意識するわな(違。……続きを読む
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5位
書籍:『沈黙』
(遠藤周作/新潮社)
レビュアー:有坂汀さん 得票数:39
書評掲載日:2018-01-20 21:20:24
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/13588/review/195921/
カトリック信者であり、芥川賞作家である遠藤周作氏が『神の沈黙』という重いテーマをもとに描いた小説です。舞台は『島原の乱』が鎮圧されて間もない頃の日本。日本に潜入した二人の司祭に降りかかる「受難」とは。
「人間がこんなに哀しいのに 主よ 海があまりに碧いのです」
『外海地区東出津町に文学館を構える作家・遠藤周作の沈黙の碑』より―。
本書は敬虔なカトリック信者であり、芥川賞作家でもある遠藤周作氏が『神の沈黙』という重いテーマをもとに描いた小説です。……続きを読む
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6位
書籍:『火定』
(澤田瞳子/PHP研究所)
レビュアー:Wings to flyさん 得票数:39
書評掲載日:2018-01-08 20:50:48
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/258934/review/195006/
天然痘の大流行に襲われた平城京を舞台に、病魔との勝ち目のない戦いを強いられた人々の心を描く。
聖武天皇の御代に起きた天然痘の大流行(737年)は、貴賤にかかわらず都の人口の半数を死に至らしめたそうだ。政治の中枢にいた藤原四兄弟も次々に病魔に倒れ、貴族たちが逃げ出した都は事実上の機能停止状態に陥る。為政者に見捨てられた庶民が頼るところは一箇所しかなかった。京内の貧民が病気になった時に収容・治療を行う「施薬院」である。その施薬院を舞台に、威を振るう病魔に立ち向かう人それぞれの戦いを描いた作品である。……続きを読む
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7位
書籍:『北斎漫画[肉筆未刊行版]』
(葛飾北斎/河出書房新社)
レビュアー:ぽんきちさん 得票数:36
書評掲載日:2018-01-29
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/260166/review/196600/
森羅万象・諸事万端を描き尽くす
『北斎漫画』といえば江戸の画狂人、葛飾北斎による一大ベストセラーである。ありとあらゆるものを描いた「絵手本」全15巻。現代の漫画やアニメの元祖とも目され、世界でもよく知られている。漫画というと現在では「絵による物語」を指すことが多いが、北斎の時代には「筆のおもむくままに描いた素描」を指し、『北斎漫画』は特にストーリーがなく、風景や生き物、人の生活の諸相などを描いている。絵を志す人の手本ともなる一方、一般の人が眺めても十分に楽しめるものである。……続きを読む
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7位
書籍:『蔵書一代―なぜ蔵書は増え、そして散逸するのか』
(紀田順一郎/松籟社)
レビュアー:efさん 得票数:36
書評掲載日:2018-01-17
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/255491/review/195629/
『万』単位になるとなぁ~
著者の蔵書に関するエッセイです。
著者は、老齢期を迎え、扱いやすい家に転居するためにそれまでに溜めに溜めた約3万冊の蔵書を(泣く泣く)処分したそうです。
本書は、そのいきさつや、個人蔵書の行く末などについて語った一冊です。……続きを読む
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7位
書籍:『狩人の手 (創元推理文庫)』
(グザヴィエ=マリ・ボノ/東京創元社)
レビュアー:マックさん 得票数:36
書評掲載日:2018-01-29
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/258372/review/194384/
フランスらしさがそこかしこに溢れた、考古学とミステリーの見事な融合。
実は私、2017年は密かに『ミステリーを読もう』をコンセプトに読書生活を送っていました。その中でアガサ・クリスティーも数多く読んだのですが、意外だったのが遺跡発掘現場が出てくる作品が結構あったことです。
それが強く印象に残っていたので、本書のあらすじを読んで迷わず応募しました。……続きを読む
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10位
書籍:『定本 山村を歩く』
(岡田喜秋/山と渓谷社)
レビュアー:mono sashiさん 得票数:35
書評掲載日:2018-01-29
書評URL:http://www.honzuki.jp/book/259681/review/196204/
――永遠のふるさととして残したい昭和の山里の魅力を記録した名紀行の復刻!――帯文より
本書は『定本 日本の秘境』の続編ともいうべき、昭和40年代の山村を訪ね歩いた紀行文集である。前書では歴史と地理の豊富な知識をまじえた、戦後の影と経済成長の間で揺れ動く国内の現状が報告された、貴重な記録集でもあった。本書はそれから約10年の時を経た、著者40代の仕事をまとめたものになる。……続きを読む
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