記憶が毎朝消えてしまうとしたらあなたはどうしますか? 増田一志『いのちのノート』をご恵贈いただきました!


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映画化もされた小川洋子『博士の愛した数式』をご存知でしょうか? 『博士の愛した数式』では主要人物の「博士」が80分間しか記憶を持てない人物で、主人公たちとその博士の交流の物語でしたが、もし主人公の記憶が限定的なものだったら……本書はそんな妄想を現実化した物語です。

本書の主人公・俺は絵画への損傷により1日しか記憶が持たない障害を持っています。まず、冒頭から惹き込まれます。

朝起きると、食卓の上に見慣れない大きな赤いノートが置いてあった。

本書の想定と同じ「赤い」ノート。これが「いのちのノート」なわけですが、さて、そんな彼が事件に巻き込まれます。通常のミステリーだと主人公が謎解きをしなければいけませんが、なんせ本書の主人公は記憶が1日しか持たない……果たしてどうなるのか?

気になる方はぜひご応募ください!

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以下は、【出版社/編集者/著者からのメッセージ】と本書の概略です。

記憶が毎朝消えてしまう……。血まみれのリビングから消えた妻。ノートにこめられた記憶の真実とは……。

【出版社/編集者/著者からのメッセージ】

文学専攻でありながら理工系に強い筆者ならではの、緻密な文章が魅力的です。専門用語満載の超大作から気軽に読める作品やコミックの脚本まで手がける筆者。今回はSF風でありながら、推理小説仕立てでもある独特の作品ができあがりました。我々の日常生活とは何か、記憶の蓄積とは何かといった本質に迫っていきます。2014年、小学館「ゴルゴ13脚本大賞」佳作受賞者によるライト・ミステリーあるいは、コージー・ミステリーともいえる気軽に読める本です。

【概要】

記憶が毎朝消えてしまう……。朝のラッシュアワー。階段から突き落とされた男。血まみれのリビングから消えた妻。ノートにこめられた記憶の真実とは……。非日常的な日常をテンポ良く描くSFでありライト・ミステリーとも言える作品。特殊状況、特殊能力の下の人間には普段の生活がどう見えてくるのかをテーマに書き続けている著者が繰り広げる、驚きの展開と結末。仮フランス装のちょっと凝った装幀の一冊。

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